抜群の演技力を誇る女優や、パーフェクトなボディで魅了するグラドルたち。ところが、彼女たちには知られざる「もうひとつの武器」があった。それは、そこいらの歌手がハダシで逃げ出す歌唱力の持ち主であること! 三役の関脇から番付を進めよう。
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岩崎宏美の「シンデレラ・ハネムーン」が持ち歌なことで知られるのは、元フジテレビアナの高橋真麻だ。フジ時代には夏のイベント「お台場合衆国」で毎日、歌を披露するという離れ業も見せ、東関脇の座に。
「宝塚にあこがれ、ボイトレ経験もあります。独特のハイトーン・ボイス、ビブラートを利かせた歌唱で。ミュージカルやオペラ好きからは特に高評価されています」(芸能評論家・織田祐二氏)
フリーアナとして稼ぎ頭になったのは、歌唱力の賜物である。
西関脇には若手女優きっての実力派・満島ひかりが鎮座する。もともと三浦大知と同じ「Folder5」に在籍したことは知られているが、女優転向後は歌の活動は封印。
それでも、「カロリーメイト」のCMで米米CLUBの「浪漫飛行」を口ずさむと、その凛としたボーカルが素晴らしいと話題になった。いずれ自身の主演ドラマの主題歌で歌手活動再びの可能性もあるだろうか。
東小結の座は榮倉奈々が射止めた。
「三味線の藤本流準師範で、北海道民謡の『出船音頭』や福岡民謡の『黒田節』が得意で、それに合わせて民謡が特技であり、テレビ番組などでも披露したことあります。その実力は、元ちとせや夏川りみを彷彿とさせる歌声で、歌手デビューしても問題ないほどの歌唱力の持ち主ですね。中でも夏川りみの『涙そうそう』が十八番らしいです」(前出・織田氏)
賀来賢人との結婚・出産で歌までの余裕はないだろうが、いずれ子育てが落ち着いたら本格的に取り組んでもらいたいものだ。
三役力士としてはしんがりとなる西の小結には杏がラインナップ。かつて「堂本兄弟」(フジテレビ系)にゲスト出演した時は、槇原敬之とのデュエットで「どんなときも。」を披露。174センチのダイナミックなボディだが、歌声はどこまでも繊細で清らか。視聴者の多くが「ごちそうさん」とお辞儀したほどの美声であった。