抜群の演技力を誇る女優や、パーフェクトなボディで魅了するグラドルたち。ところが、彼女たちには知られざる「もうひとつの武器」があった。それは、そこいらの歌手がハダシで逃げ出す歌唱力の持ち主であること! 本業の歌手も真っ青の「隠れ歌うま女王」の最新番付を発表する。
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そうそうたる歌自慢の美女たちにあって、堂々の「東横綱」を張ったのが高畑充希。昨年、オンエアされた「NTTドコモ」のCMでは、X JAPANの「紅」を熱唱し、ぶっとびの歌唱力とメガ音圧に騒然となった。
もともと舞台出身だけに地声のパワーが凄く、あの黒木瞳がこう評価した。
「歌声の力強さ、なめらかさが素晴らしくて度肝を抜かれました」
そして来年には、念願だったミュージカル「ミス・サイゴン」のヒロイン・キム役が決定。規格外の歌声が会場のすみずみまで響きわたるはず。
西の横綱は、グラビアファンにはおなじみの篠崎愛だ。14年には「関ジャニの仕分け∞」(テレビ朝日系)のカラオケ対決で90年代の歌姫・華原朋美に勝利し、一躍、その歌声が話題になった。
「童顔の爆裂バストで、そのうえ歌もうまいなんて、どれだけの才能だよ」
ネット上にはそんな意味の賛辞の声があふれかえった。もし、80年代にデビューしていたら、河合奈保子のポジションにいけたという意見もあったほど。
もともと歌手志望だっただけに透明感あふれる歌声は天性のもので、以降もカラオケ番組などで何度も栄冠に輝いている。
グラビア系で篠崎のライバルと呼べるのが、東大関に位置する吉木りさだろう。5月5日にオンエアされた「芸能界隠れ歌うま王決定戦」(テレビ東京系)では、坂本冬美の「夜桜お七」を歌い、98点以上の高得点で優勝を飾っている。
もともと吉木は演歌歌手でデビューしていた。だが、まったく売れず、天下を獲ったのはグラビアのほうだったのだ。
そんな吉木は番組で篠崎愛と対決したことがある。吉木はB‘zの「ultra soul」を、篠崎はZARDの「負けないで」を歌い、この対決は94対88で篠崎が勝利。いつかリベンジの機会は訪れるだろうか──。
西の大関は女優の吉田羊。芸能評論家の織田祐二氏が言う。
「18年2月、JUJUのアルバム『I』にて、平井堅の楽曲提供となるデュエット曲『かわいそうだよね(with HITSUJI)』を歌いました。JUJUのボーカルを受けて2コーラス目から堂々たる歌いっぷり。PVでは肩出し、胸元ゆるめの衣装でそっちに視線が行ってしまう(笑)。寝る前に、耳元で歌ってほしい声です」
吉田はオンエア中の「ENEOS」のCMでも、ドリカムの吉田美和に続けて歌声を披露。ただ、あまりに吉田に感化されると、歌声が鼻につくという危険性も秘めている。