7月11日にスタートしたドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)が、第一話からおもしろいと好評だ。主演の深田恭子は泥棒一族の娘ながら、普通の生活をしたいと両親に反発。その一方で彼氏は警察官一族に育ったエリート警察官であり、そのラブストーリーを一つの軸として展開するドタバタラブコメディとなっている。
第一話では、ヤクザと結託した宝石商のアジトに一家で忍び込み、捕らえられた彼氏の救出と宝石の盗み出しに成功。深田は泥棒の象徴となる真っ赤なボディスーツを身に着け、天井からワイヤー一本で降りてくる姿は「ミッションインポッシブル」や「オーシャンズ11」さながらだ。カタルシスにあふれたおもしろさで好評だった第一話だが、深田目当ての視聴者からは「そうじゃない!」と落胆の声も続出しているという。テレビ誌ライターが指摘する。
「深田といえば映画『ヤッターマン』のドロンジョ役でも話題になった、出し惜しみのない艶アピールが見どころの一つ。ところがこの『ルパンの娘』では、いかにも艶ボディを見せつけてくれそうな展開にもかかわらず、バストの目立つシーンが少なすぎるのです。肌にぴったり張り付いたボディスーツでは、体のラインが露わになるも、衣装がキツ過ぎるのか胸のふくらみはさほど目立っていません。そしてボディスーツに着替えるシーンは最大の注目ポイントになるはずですが、実際にはジッパーを上げる際に、胸元の渓谷がホンの少し顔をのぞかせるだけ。どうせならヘソのあたりからゆっくりとジッパーを引き上げたり、もしくは前かがみの姿勢で重力に負けて垂れ下がる様を見せてほしいのに、これっぽっちもバストを見せつけようとしない出し惜しみぶりには男性視聴者もガッカリですよ」
深田恭子といえばバスト、バストといえば深田恭子と言えるくらい、彼女の武器は明らかなはず。にもかかわらず本作では、ラムちゃん扮装のテレビCMよりも艶っぽさを封印しているのはなぜなのだろうか?
「本作は22時台の放送ながら、わかりやすいドタバタ劇が子供にも好評。栗原類の演じる引きこもりハッカーや、関西弁を離す祖母役のどんぐりなど、子供受けのいいキャラも人気の秘密です。それに加えて“アコムの部長”でおなじみの渡部篤郎と、全力で振り切った演技で笑いを誘う小沢真珠が深田の両親を演じており、各出演者のキャラが立ちまくった様はまるで戦隊ものを見ているかのよう。おそらく制作陣も子供に受けることを想定しており、過度な艶シーンを封印しているのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
初回の視聴率は8.4%で、フジテレビの木曜22時枠としては及第点といったところ。これで次回以降、視聴率が2ケタに届くようであれば、深田のバストが目立つシーンはますます減ることになりそうだ。
(金田麻有)