先頃、16年に前橋市内のビジネスホテルの従業員に暴行したとして逮捕(不起訴処分)されて以降、芸能活動を休止していた俳優の高畑裕太が舞台で復帰したが、似たような事件で表舞台から姿を消している俳優・新井浩文被告の初公判が9月2日に迫り、注目されている。
「新井被告は昨年7月、東京都内の自宅で派遣型マッサージ店の女性従業員に暴行したとして今年2月1日に逮捕され、2月21日に起訴されている。その6日後には保証金500万円を納付し保釈され、7月には目黒の雀荘に出入りしているとの報道もありました」(芸能記者)
高畑は約3年で復帰を果たしたわけだが、新井被告はどうなるか。先行きはかなり厳しいようだ。
「高畑は相手女性と示談が成立し不起訴となりましたが、それでも3年を要しています。一方の新井被告は示談が成立したという話はこれまで聞こえてこない。一部では事件当時、泥酔していた新井が調べに対し、『相手の女性がそう言うのならば、そうなんでしょう』などと他人事のような供述をし、反省の色が見えないため、被害者女性が激怒しているという話もあります」(夕刊紙記者)
そうした状況に加え、判決には昨今の法改正も影響しそうだという。
「近年は“性犯罪にはより厳しく”という流れがあり、暴行または脅迫により乱暴した罪においては17年に法律が改正され、懲役3年以上だったのが、懲役5年以上と刑が重くなっています。このままいけば新井被告は有罪となり、実刑判決の可能性も高いとみられています」(前出・夕刊紙記者)
公判までに示談が成立していれば判決は軽くなりそうだが、果たしてどうなるか。
(鈴木十朗)