芸能界の“闇”が浮き彫りになったのは、Gカップのふわふわバストと、頼めばヤラせてくれそうな癒やしの笑顔で人気水着アイドルとなった尾崎ナナが見舞われた、07年の写真拡散騒動だ。
「旧芸名のデビュー時に、脱いだ姿ではあっても、“セミ”状態での写真集とのことで臨んだ際のものが出回り、これが写真週刊誌に掲載されてしまった。まだ右も左もわからないまま、『修正を入れるから大丈夫』と言われ、ニプレスも前貼りもないまま、全出しの撮影を受け入れてしまい、ご丁寧にも“すべての写真の権利はカメラマンが有する”の契約書にもサインをさせられていたとのこと。この騒動で尾崎は大きく傷つき、毎日を泣いて過ごしたそうです。新人を食い物にする、こうした悪質なカメラマン、芸能事務所の存在は、残念ながら今もなくなっていません」(出版関係者)
尾崎が本当に気の毒なのは、それから7年後の14年に、さらなる騒動が起きてしまったことである。
「05年に発売されたDVD作品は、当時からビラビラらしき影が映り込んでいるとして一部マニアに有名で、ネットオークションなどでは定価の倍以上で取引されていました。その映像が、14年になって有料動画配信サイトのVIP会員専用映像として勝手に配信されてしまったんです」(前出・出版関係者)
この配信映像のヤバさは、“ビラビラの影”どころではなかった。
「当時は4:3の旧来のテレビで鑑賞することを前提に編集されており、画面の両サイドに写り込んでいたヤバい部分は“どうせ画面に出てこないだろう”と何の修正も施されずそのまま発売されていたんです。ところが、これを16:9の液晶テレビのワイド画面で再生すると、かつては見えていなかった両サイドが画面に登場することになった。そこには、よつんばいでヒップを突き出した尾崎の、見えてはいけない部分が思い切り映り込んでいたんです」(前出・出版関係者)
そんな被害に遭った尾崎も、15年に結婚。18年に第一子を出産し、芸名を尾崎菜々として、ブログでは変わらぬ笑顔と豊かなバストぶりを見せファンを喜ばせている。
(露口正義)