昨年7月、自宅マンションで出張マッサージ店の30代女性に暴行をはたらいたとして今年2月に起訴され、9月2日、東京地裁で初公判が行われた俳優の新井浩文被告。
そこで新井は、「本当にすみませんでした」と謝罪をしながらも、暴力は一切しておらず、「同意があったと思っていた」と無罪を主張。被害女性は、「まるでモノを扱うみたいに扱われました」「刑務所に入って反省して欲しいです」と話し、新井の主張を真っ向から否定している。
「公判の中で、新井が2000万円の示談金を提示していたことが明らかにされましたが、女性はこれを拒否しています。新井を絶対に許さないという強い意思を感じさせますね」(司法担当記者)
密室の中で何が行われていたのか──。結局、ホントのところは当事者2人にしかわからない話だ。
「この種の案件においては、事実と当事者の話が必ずしも一致するとは限らないパターンは多いのですが、男性加害者側が圧倒的に不利。いずれにせよ、新井の信頼回復と、強く望んでいるという俳優復帰への道がかなり険しいものになることは、間違いないでしょう」(社会部記者)
夜の遊びを専門とする雑誌のベテランライターは、こう話す。
「ネットには、挿入が禁止されている店でいかに挿入に持ち込むかといった成功体験談が多く見られますが、実は、それをマネして女の子にブチ切れられ、残りの時間をなんとも言えない雰囲気の中で過ごすこととなった話や、サービスを途中で切り上げられた、さらに実際に店の人を呼ばれたという例のほうがずっと多いんです。表に出てこないのは、みっともなくて誰も語らないだけですよ」
もちろん、挿入ができてしまったというのもゼロではなく、中には女の子の方から持ちかけてくることもあるというが…。
「本来のサービスをサボりたいがための地雷のようなもので、規定のプレイを楽しんだほうが絶対に満足度は高いはずです。そもそも、挿入によって稼いでいたことが店に知られれば辞めさせられることになり、そんなリスクを超えて行為に同意・合意する女の子などいないと考えるのが常識的な考え。ましてや、真っ当なマッサージを謳っている店で挿入を迫るなど必ずトラブルになりますからね」(前出・ベテランライター)
そう考えると、つくづくバカなことをしたと思える新井被告。次回公判は26日に開かれる。
(露口正義)