御年48歳のベテランお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉がディナーショーに初出演することがわかった。
9月18日放送のラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ系)で、大吉が明らかにしたものだが、10月11日、ホテル日航大阪で行われる「開運ディナー&ショー」の夜の部に“ゲスト出演”するという。大吉がメインではなく、後輩のお笑い女芸人、ボルサリーノの関好江が考案した「開運レシピ」に、同ホテルのシェフがアレンジを加えた特別メニューをフルコースでいただくもので、オープンキッチンでシェフが作り上げるライブパフォーマンスを楽しむという趣向になっている。
プロデュース担当のお笑い芸人・藤井隆によると「パワースポットやパワーストーンがあるように、食事にもパワーフードがある!」という関の発想を中心に、長年研究してきた陰陽五行、民間伝承、風水、栄養学を加味して作り上げた開運メニューだそうだ。大吉のお仕事は、夜の部のゲストとして、MCの藤井にツッコミを入れたり、後輩芸人のまちゃまちゃと一緒にしゃべくるだけ。
打ち合わせで大吉は「何するの?ディナーショーって。歌えないよ、踊れないよ。漫才もできないよ、相方いないから。ボクは何をすりゃいいの?」と訴えたところ、藤井から「ご飯食べてコメントを言ってください、基本的に。食べながら、ワイワイ、ワイワイ楽しいおしゃべりをしましょう」と言われたという。
「大吉は、ディナーショーの客と同じものを食べながら感想を言いあうだけというお気楽な仕事にプロとして大いに抵抗を感じたようですね。極貧の青春時代をおくったため、自分の味覚に自信がない大吉にとって、おいしいと言い続けるのは、かなり無理があるようです。歌手の松田聖子が歌って3万も5万も取るのは、プロの歌手なのだからわかるとけれども、おしゃべりだけで場を持たせることがはたしてできるのか、と、首をかしげているんです」(芸能ライター)
大吉がビビッているのは、ディナーショーのお値段にもあるようだ。
「日本古来から伝わる家庭料理をフルコース仕立てにして、1万8000円も取るのは、ボッタクリ過ぎなのではと考えているみたいです。アルコール、ソフトドリンクフリーとはいえ、ショーチャージ、サービス料、消費税込でこの値段はボッタクリではないかと訴えてましたからね。会場は大阪。金にシビアな考えを持つ関西人が不満を訴えたら、次々連鎖の輪が広がり、手がつけられなくなると、いうわけです」(ネットライター)
同ホテルで行われる綾戸智恵のディナーショーが2万5000円、日野皓正が2万2000円ということを考えれば、真っ当すぎるお値段だと思われる。とりあえずカラオケはスタンバイしているので、いざとなったら歌を披露するつもりはあるらしい。
(塩勢知央)