かつて「平成の怪物」と呼ばれた中日ドラゴンズ・松坂大輔の去就に注目が集まっている。
39歳となった今シーズン、1軍での登板はわずか2試合で勝ち星のない松坂。8月には右ヒジを痛め、いまだ回復の目処は立たず、実戦復帰にはほど遠い状況だ。
そんな松坂について同球団の白井オーナーは「世論で決めたりはしない。球団の都合で決める」と明言。
まさしく現役続行の崖っぷちに立っている松坂だが──。
「このところテレビ業界では松坂を巡る『待望論』であふれかえっているんですよ」と語るのはテレビ関係者だ。続けてもらおう。
「今シーズン終了後に限らず、現役を退いたあとの松坂と仕事がしたい業界関係者が山ほどいるんです。彼が引退を発表した直後、各局から解説者としてのオファーが殺到するのは間違いありません」
そんな「松坂争奪戦」で有利だと見られているのは日本テレビだという。
「妻でフリーアナの柴田倫世の古巣ということに加えて、高校時代に甲子園で投げあった上重聡アナが所属するなど、松坂と日テレは親密な関係にある。先日、『練習日にゴルフをしていた』として批判を浴びましたが、その時も上重アナが同行していましたよね」
「日テレ入り」の可能性が囁かれる中、気の早いキャスティング案も。
「日テレ内では『Going!Sports&News』に出演している昭和の怪物・江川卓氏とタッグを組む“W怪物”結成を期待する声が多いんですよ。実現すれば他局を圧倒するスポーツ番組になるでしょうね」
ファンとしては来年以降もユニフォーム姿が見たいものである。
(川瀬大輔)