あまりに無情すぎる結果に涙する視聴者も…。
お笑いコンビ「デンジャラス」のノッチが9月28日に生放送された「オールスター感謝祭’19」(TBS系)内の名物企画「赤坂5丁目!ミニマラソン」に参加。常連ランナーの1人として毎回出演していたが、今回の結果で番組特別ルールにより、同企画を強制卒業させられ、ネット上でトレンド入りを果たしている。
今回のレースには青山学院大学の陸上部の山登りのエースである竹石尚人選手が参戦していたが、今回のミニマラソンにはノッチをはじめ、森脇健児、森渉、ハリー杉山、小島よしおの常連ランナー5人の中で最下位の者は同企画を卒業するという特別ルールが設けられ、注目を集めた。
結果としては常連ランナーは、女性ランナーがスタートしてから1分30秒後に、竹石選手は4分後にスタートするハンデが設けられていたが、上位は常連ランナーと竹石選手で独占。
竹石選手の猛追をなんとか凌いだ森が13年の春以来の栄冠に。2位に竹石選手、3位に森脇、4位にハリー杉山、5位に小島よしお、そして6位にはトップと52秒差でノッチが入った。
そのため、ノッチが常連ランナーの中で最下位となり、ミニマラソン卒業が決定。ゴール後にコメントを求められたノッチは「爺の底力を見せようと思ってやったんですけど、まだまだ練習が足りないですね」と肩を落としていた。
出演者最年長となる54歳のそんな姿を見た番組MCの今田耕司も「クビ」という残酷な結果に「あまりにもちょっと可哀想ですからね。とりあえず、何があるかわかりませんから練習だけは続けておいてください」と声をかけていたが、もう1人のMCである島崎和歌子は「でも、これは今回のルールなのでノッチさん、本当に今までありがとうございました」と突き放していた。
ただ、視聴者からは「ノッチかわいそうだろ! 54歳だぞ」「誰だよ! こんないらない卒業ルール作ったの」「オレはノッチの走ってる姿に勇気をもらったけどな」「どうでもいい下位の最初目立つだけの参加者でなく、ずっと真剣に参加してるノッチを切るとかありえない」「頑張ってるのに無理やり卒業とか要らんと思うけど、なんの権利があって人のモチベーション奪うのか」「ノッチの奥さんは家で悲しんでるんじゃないのかな」など、ノッチの卒業を撤回してほしいという声が多数目立っている。
「最年長の54歳での参加でしたが、苦しそうな表情を見せながらも最後まで必死に走る姿には心を打つものがありました。それにノッチはこのミニマラソンのためにしっかりと準備をして臨み、ミニマラソンにかける思いは人一倍ありましたから、そういった背景を考えると、どうにかならないものなのかと思ってしまいますよね。ノッチの活躍が決まってみられるのはこの番組ぐらいしかないという現状もあって、この番組を卒業してしまえば、地上波で今後、ノッチの姿が見られるか心配なところも視聴者が同情する理由のようです。また、ノッチは5位の小島とも23秒差もありましたから、常連ランナーよりも20秒早くスタートできる運動自慢タレントの枠組みでスタートさせてあげてもいい気がしますよね」(エンタメ誌ライター)
こういった世間の反応を見る限りでは、来年はノッチがものまねをすることで知られた「オバマ大統領」を名乗って出演しても誰も文句は言わないだろう。条件を改めたうえでもう一度チャンスを与えてほしいところだ。
(権田力也)