熱心なファンとしては気分がいい企画ではなかった。
9月25日放送のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画が視聴者の間で物議を醸しているようだ。
問題の企画は「サインが飾ってある店、よく見ると全く知らない謎の人のサインも紛れてる説」を検証するために行われた「無名芸能人のサインを集めてクイズ出し合い対決」なるものだ。
品川庄司の庄司智春と、アルコ&ピースの平子祐希がそれぞれ都内の飲食店を回り、店内に飾っている「全く知らない人」のサインを集め、10枚に厳選。
おたがいに1枚ずつサインを出し合い、「何者か当てられたら負け」というルールでクイズを出し合った。
この企画に激怒したのが「まったく知らない人」としてサインを紹介された、フリーで歌い手として活動しているkain(カイン)氏のファンたちだ。
kain氏の色紙は庄司が1枚目の色紙として出題。平子がkain氏のことを知らなかったため、セーフとなっているが、平子は無名具合を強調したり、それに対して庄司も「kainさんはうちのメンバーでもエース級の…」と返答するやりとりが見られ、ファンとしてはやるせない気持ちになったようだ。
そのため、kain氏のファンからは「無名サインっていうのはめっちゃ失礼」「kain知らないとかまじないわー」「お前らのほうが無名芸能人だわ」「歌い手の中では有名だぞ!」など、落胆する声や、激怒し、番組を批判する声が上がっている。
「番組ではkainさんの歌唱映像とともに、ニコニコ動画の『歌ってみた』をきっかけにデビューしたと紹介していましたし、取り上げられたほうとしては全国放送の人気番組で触れてもらえたことには感謝する人がほとんどでしょう。現にkainさんも自身のツイッターで《どうも。無名芸能人です》と自虐気味に挨拶しつつも、みごとにトレンド入りを果たしたこともあって、《トレンド入ってる、、、、嬉しい、、、、》と、その反響を喜んでいました。ただ、VTRを見ていたダウンタウンの浜田雅功も『誰やねん!』『知らんて!』など、ドストレートなワードを連呼していましたから、ファンとしては応援している有名人を貶され、あまりいい気分ではなかったようですね」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、kain氏は〈久しぶりにこんなにたくさんの人が僕の名前を呼んでくれて、ドキドキしてる、、、〉〈また沢山音楽作るぞー!〉と、今回全国ネットで紹介されたことで、動画投稿する意欲が湧いてきている様子。
どうかその動画がバズってほしいものだ。
(田中康)