その日、甲子園のマウンドに上がったのは朝ドラの新ヒロイン。豪快なフォームでストレートを投じると、白球は勢いよくノーバンで捕手のミットへ。恋も仕事も全力勝負──。そんな人気女優の生き様を示すかのような投球だった。
9月30日にスタートしたNHKの朝ドラ「スカーレット」でヒロインを務めるのは戸田恵梨香(31)。冒頭は9月22日、ドラマPRのために阪神×DeNA戦で見せた始球式の模様だが、平均視聴率20%超えと大好評だった広瀬すず(21)主演「なつぞら」の後番組だけに、戸田への期待は高まるばかり。ドラマ解説者の木村隆志氏が、彼女の役どころについて解説する。
「戦後の混乱期から三姉妹の長女として一家を支え、やがて陶芸の道を志す女性の半生が描かれます。貧しくても明るくて、頑張り屋のキャラクターは、シリアスからコメディまで硬軟自在の戸田にはうってつけの役柄。セーラー服姿の15歳から50代の中年期まで、幅広い年齢層の主人公を演じるうえでも、31歳の戸田は適任と言えます」
ドラマは今年4月にクランクイン。主要キャストは主に大阪と信楽焼発祥の地・滋賀で連日のロケに精を出しているが、戸田はかなり早い段階から準備を進めていた。芸能ジャーナリストの竹下光氏が言う。
「昨年8月、三十路になったのをきっかけに、身辺整理を決行しました。高級ブランドの衣服やら靴やら不要と思われるものはバッサリと処分し、SNSに投稿していた画像も全て削除。その後、朝ドラのオファーを受けるのと同時に、交際していた俳優の成田凌(25)とスパッと別れたんです」
国民的ドラマのヒロインとなれば、スキャンダルは御法度。その放送時間から、主婦層がメインターゲットとなるだけに、イケメンとの熱愛はなおさら命取りになりかねない。
「戸田といえば、新幹線デートを撮られた綾野剛(37)をはじめ、松山ケンイチ(34)らイケメン俳優との交際が取りざたされたモテ女優。と同時に、つきあった男が次々と売れっ子になる“あげまん”としても知られていますが、男がデキると仕事に身が入らなくなることで有名です。朝ドラのヒロインを務めるうえで男関係を断ったのは正解でしょう」(竹下氏)
その証言を裏付けるのが、週刊アサヒ芸能が5年前に報じた俳優・勝地涼(33)との「密着デート」だ。公道で人目もはばからずに体を寄せ合い、互いの下半身にタッチするなど、朝ドラヒロインらしからぬ一面を見せていたが‥‥。戸田を知る芸能関係者によれば、
「恋愛面では熱しやすく冷めやすいタイプ。なんでも、車の運転を見ればその男の性格やベッドテクまでわかるそうで、気になる異性が現れるとドライブデートをオネダリするのがお決まりのパターンだとか。その点、現在大阪暮らしの戸田は、実家が近いこともあって、母親が頻繁に訪ねてくるそうで、ヘンな男が寄りつくことはなさそうです」