恋多き女優が「男捨離」を決行してまで臨む朝ドラ。その役作りにおいてもなみなみならぬプロ根性を見せていた。ドラマ関係者が明かす。
「大人びたルックスの戸田が10代の女性を演じるのは、成人して以降初めてのこと。昨年秋クールの『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)では、難病に冒される女医を演じ、体重をギリギリまで落としたそうですが、そこからふっくらした少女に変身するために、5キロも増量したそうです。太りにくい体質なので、相当、苦労したと思いますよ」
所属事務所のバックアップも万全なようで、
「長年にわたって、戸田の公私両面を支えてきた女性マネージャーが『かわいい写真はダメ』と、メディアに笑顔禁止令を出したんです。雑誌などのインタビューで写真チェックをする際、歯を出して笑っているカットは全てNG。実は今回の朝ドラの主人公には、結婚して出産後、旦那に逃げられるというシリアスな展開が待ち構えています。かわいいキャラクターを封印することで、視聴者が朝ドラに感情移入しやすくするためのイメージ戦略の一環です」(グラビア関係者)
是が非でも「スカーレット」を成功させたい。そんな熱意がヒシヒシと伝わってくる。
「朝ドラといえば多くの無名女優を売れっ子に育ててきた登竜門。ところが、来春放送予定の『エール』では、二階堂ふみ(25)がオーディションに参加してヒロインの座を射止めるなど、人気も実績もある女優がこぞって出演するという“逆転現象”が起きているんです。というのも、朝ドラのヒロイン役はクリーンなイメージが定着して、CMのオファーが殺到するため。実際、『花子とアン』の吉高由里子(31)、『ひよっこ』の有村架純(26)は、多くのスポンサー契約をゲットしました」(竹下氏)
朝ドラヒロインからCM女王への道も開けてきたようだ。木村氏もこう言って太鼓判を押す。
「新垣結衣(31)や石原さとみ(32)といった人気女優がひしめく黄金世代にあって、時には主役ではなく、2番手、3番手の役に甘んじることもありましたが、演技力は以前から評価されていました。今作と同じくNHK大阪放送局の制作だった前々作『まんぷく』の安藤サクラ(33)のように、女性層の支持を得て、女優としてのステイタスを上げるのは間違いないでしょう」
多くの男にコネられて、増量&若作りで挑んだ陶芸ドラマ。ムッチリボディの焼き上がりに注目したい。