10月1日に発表された「テレビ番組週間視聴率ランキング」(ビデオリサーチ調べ・関東地区)にちょっとした異変が起きた。それは嵐・相葉雅紀の冠番組「相葉マナブ」(テレビ朝日系)の大躍進だ。9月29日に放送された同番組の平均視聴率が12.7% を記録。2月3日に番組最高視聴率11.7%を記録してから久々の新記録更新である。
「嵐の冠番組である『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)と『VS嵐』(フジテレビ系)が高視聴率なのはわかります。嵐メンバー5人のファンがこぞって観てますからね。1月27日の活動休止会見以降、各番組の視聴率が底上げされているのもうなづけます。5人そろった姿を見られるのは来年末までの期間限定なわけですから。しかしこの週は3時間SPの特番だった『嵐にしやがれ』が13.1%、『VS嵐』が12.6%で、相葉の単独出演番組の『相葉マナブ』が12.7%だったんですから、びっくりです」(テレビ誌記者)
この快挙は嵐ファンの間でも驚きをもって受け止められ、ネットではフジの長寿アニメやスポーツ番組、スペシャル番組とガチ対決しながらの高視聴率獲得に称賛の声がやまなかった。豪華ゲストを呼んだSPでもなく、通常より長い特番スタイルでもないのに記録を更新したのが、いかにもこの番組らしいと大いに盛り上がっていた。
「番組スタートは13年4月で今春7年目に突入しています。この回は『マナブ!ご当地名産・物産展でも大人気!海の幸絶品お料理博!』を特集。日本各地のご当地名産品を紹介し、それを使った新メニューを考案。相葉が次々料理していくというものです。福島のいかにんじんをかき揚げにしたり、大分のぶりのりゅうきゅう漬けをなめろうにしたり、北海道の鮭ルイベ漬を生春巻きにしたりとユニークなアレンジをほどこしていく。以前に比べると格段に手際はよくなり、おしゃべりに夢中で手が止まることもない。相葉の食材や料理、生産者へのリスペクトを忘れないマジメな姿勢がそこかしこに感じられます。澤部佑(ハライチ)と 渡部建(アンジャッシュ)とコンビネーションもピッタリで、絶妙なトークがほっこりムードを演出、家族そろって観られる優良番組となりましたね」(ジャニーズウオッチャー)
嵐の中でも相葉の好感度は高く、CMキングの常連となるほどスポンサーからのウケもいい。単独出演番組の高視聴率は2021年以降のソロ活動の成功を約束してくれそうだ。
(塩勢知央)