大物アーティストの布袋寅泰が、故郷の群馬県高崎市とコラボだ。高崎市が10月8日、街の賑わいを創出することを目的に、市と布袋のコラボによるデザインを施したマンホールのふたを、高崎芸術劇場の近くの歩道に設置すると発表したもの。ふたの中央には〈高崎芸術劇場×布袋寅泰〉と書かれ、上半分に布袋のトレードマークであるギタリズム柄を配置。下半分には布袋のギターをあしらっている。
その布袋は12月24~25日に、新作アルバムを引っ提げたツアーの一環として同劇場でライブを行う予定。日本中から集まった布袋ファンが、マンホールの記念写真を撮影するに違いないだろう。そんなコラボマンホールを巡り、〈ファンの民度が試される!〉と懸念の声があがっているというのだ。
「何より警戒すべきは、熱狂的なファンがこのふたを盗んでしまう恐れ。何しろ布袋に由来するオンリーワンアイテムですから、自分だけのものにしたいという不届き者が現われても無理はありません。おそらくは簡単に外されないよう固定されるはずですが、海外にも熱狂的なファンの多い布袋ゆえ、海外に持ち出して高値で売りさばくことを目的に、ふたの周囲を破壊するといった無茶な犯行に及ぶ可能性も予見されます」(音楽ライター)
もちろん市側も盗難被害は想定しているはずで、対策は十分に取られるはず。ただ、ふたを巡るトラブルの可能性は盗難に留まらないというのだ。
「このふたに興味を示すのはファンだけとは限りません。たとえば布袋アンチがふたを傷つけたり、ペンキを塗るといった愚行を働く恐れもあります。最近はPVを稼ぐために犯罪まがいのことにまで手を染めるYouTuberもいますし、ファンに限らず“民度”が問われることになりそうです」(前出・音楽ライター)
布袋や高崎市民が悲しむような出来事は発生してもらいたくないものだ。
(金田麻有)