10月10日、アジア各地でカタールW杯アジア2次予選の試合が行われた。日本代表はホームでモンゴルと対戦。6-0で快勝している。その影で本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジアが0-14の大惨敗を喫した。これはカンボジア代表史上、最悪のスコアだ。
「相手はアジアトップクラスの強豪であるイラン。FIFAランキングは23位でアジア一です。そんなイランが相手で、しかも、イランのホームとはいえ14点も取られてしまったのは問題ですね。チームがまったく機能していないとしか思えません」(スポーツ紙記者)
本田は自身のツイッターでこの敗戦に触れ、〈誤魔化したような戦いをして失点を減らすよりも、現在地を全員が認識してから改善していく方が実は近道なんです。強がりと思われるかもしれないけど、事実やから〉と釈明している。
「本田が実質的な監督に就任したのは、昨年8月のこと。率いてから1年も経つのに、現在地を全員が認識していないのはおかしい。もっと前に認識させるべきです。この1年、本田は何をしていたのかと言われても仕方がないでしょう」(スポーツライター)
現在、日本人指導者は多数、海外に進出している。柏レイソル、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府を率いたことがある吉田達磨氏はシンガポール代表の監督を務めている。そのシンガポール代表は同日、強豪サウジアラビアに0-3で破れたが、0-14に比べれば健闘したと言えるだろう。
前日本代表監督の西野朗氏はタイ代表の監督に就いており、この日はコンゴ共和国と親善試合を行い、1-1の引き分けに持ち込んだ。
「それに比べるとカンボジア代表の結果はとても残念ですね。惨敗で本田の指導力が疑われることになりました。監督としての評価を落としたのは間違いアリません」(前出・スポーツライター)
選手としての評価を落としている今、本田圭佑のこれからは厳しいものになりそうだ。