お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実が、芸能活動の危機に瀕している。
10月23日、徳井が個人で設立した会社「チューリップ」が東京国税局の税務調査を受け、2018年までの7年間で約2000万円の所得隠しと無申告約1億円を指摘されたからだ。すでに追徴課税の納税と修正申告を済ませているが、多方面から厳しい声が飛んでいる。
というのも、同日生放送された「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、司会の宮根誠司が徳井に電話をしたと前置きし「自分の無知と怠慢、幼稚」と代弁した。また、税理士からは説明を受けたものの、忙しいため申告時期を過ぎていたと釈明したという。
さらに「納税を毎年しなければいけないっていうところを、コイツは認識していなかった。2~3年まとめて払えばいいわくらいの知識しかなかった」と説明し「(徳井は)カネをちょろまかそうとか、そういうヤツじゃないです」と擁護した。
しかし、経済部記者は「徳井の釈明は矛盾だらけ」と呆れる。
「まず、納税を数年まとめてなんて、あり得ません。申告をしなければ納税金額が決定しないし、税金を払わなければ督促状が届くはず。しかも、7年さかのぼって調査されたのは、納税の時効が7年だから。その期間すべてを調査されたのは悪質と認識されたからです。そもそも、ちゃんとした会計士に頼んでいたなら、こんなことは起こらないですよ」
消費税も上がったばかりで、納税には敏感になっているはず。10本以上のレギュラーを抱える高額所得者でありながら納税を怠った徳井には、冷たい風が吹き荒れそうだ。