それだけではない。これまで米倉頼みだった事務所事情も、ようやく一段落したようなのだ。
「後輩の上戸彩や武井咲が結婚出産で仕事をセーブしている関係で、事務所の稼ぎ頭の米倉は常にフル回転の状態が続いていた。秋になって真矢ミキの帯番組ワイドショーが終了して女優業に復帰したほか、河北麻友子が化粧品のCMに出演したり、元ミス日本の田中道子も相次いで連ドラに出演するなど、新しい女優も追隨してきた。少し仕事のペースを落とすことができるようになった」(芸能記者)
いわば、今回の「ドクターX」は令和初としてだけでなく、女優キャリアの集大成とも言えるシリーズとなりそうなのである。
加えて共演者の結婚、出産などにもインスパイアされているという。ドラマ関係者によれば、
「03年に大河ドラマで共演したTOKIOの松岡昌宏とは飲み仲間で、しょっちゅう、『つきあう相手を紹介するぞ』とからかわれているとか。しかし、米倉は自分があまりにも仕事中心なので、一部で噂されているTBSの安住紳一郎のようなアナウンサーや芸能人じゃないほうがいいと漏らしているようです。他にも今シリーズの共演者である市村正親と家庭円満の秘訣を現場で興味津々に語り合ったりと、前シリーズもアットホームだった現場が、米倉の家庭願望でますますホンワカとしていると評判なんです」
そんな米倉自身、ミュージカル「シカゴ」でも共演者との出会いがあるやと思いきや‥‥。
「共演者にはゲイのダンサーも多く、米倉に興味を持つ男性は皆無だったとか(苦笑)。しかも舞台の出演者は、自分たちの出番が終わると、そのままシャワーを浴びて帰ってしまうそうで、カーテンコールで最後まで残る米倉が舞台裏に引き揚げてくる頃には、ほとんどの出演者がすでに帰ってしまっていることもしばしば。結局、そのまま一人、ホテルで寂しい夕食を摂ることも多いそうです。そうした経緯があることから、今回の『ドクターX』はあえて舞台が終わった直後に撮影をスタートしたそうです。『飲みニケーション』を重視する米倉一座の座長ですから、撮影が終わっても羽を伸ばせる現場が心身のバランスをとるうえでいいと考えたようです」(舞台関係者)