実りの秋を迎えている日本列島に記録的な大雨や暴風をもたらした台風15号、19号の爪痕は、10月27日までの国の集計で被害総額1700億円を超えているという。さらにまだ被害を把握しきれていない分と10月25日に温帯低気圧へと変化した台風21号の被害も加えると、さらにふくれ上がることは明白だ。
そんな台風の影響で10月12日に開催されるはずだった“全国大会”が11月28日に延期となったのが、第86回NHK全国学校音楽コンクール、通称「Nコン」高等学校の部だ(小学校の部、中学校の部はすでに終了)。
NHKと全日本音楽教育研究会が主催するこの合唱コンクールは、高校球児が甲子園を目指すように、小学生、中学生、高校生が課題曲と自由曲を合唱で他校と戦い、地区大会、ブロック大会と勝ち進み、全国大会を東京・渋谷のNHKホールで繰り広げるのだ。
「実はTBSの安住紳一郎アナがNコンの熱狂的大ファンなんです。特に中学生の合唱が大好きで、今年7月8日生放送の『沼にハマってきいてみた』(NHK Eテレ)に放送局の壁を飛び越えて異例の出演。合唱部の中学生に対してハイテンションで指揮棒を振るう場面があり、ツイッター上では『安住アナ 合唱』がトレンド入り。2008年10月19日放送の『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)では、安住アナが合唱にハマるきっかけとなったドキュメンタリー番組『続・拝啓十五の君へ アンジェラ・アキと中学生たち』の説明から始まり、合唱の魅力を熱弁。リスナーを圧倒する熱量は今でも語り草になっているほど。ネット検索すればこの日のラジオ番組は聞けますが、安住アナの熱狂ぶりに驚かないでください」(女性誌記者)
安住アナだけでなくファンの多い「Nコン」。出場する11校の生徒たちには万全の態勢で全国大会に臨んでほしいものだ。