この4月からのフジテレビ報道番組「プライムニュース」のメインキャスター就任が決定していた、元NHKの人気アナ・登坂淳一が急遽、番組出演を自粛することになった。原因となったのは、1月25日発売の週刊文春。登坂アナの北海道時代の女性へのハラスメント問題をスクープする「文春砲」をぶっ放したのだ。新人アナをトイレまで追いかけ、スカートをめくって…スッパ抜いた登坂の行状は今のハラスメント糾弾時代にあるまじき行為だったことは確かで、本人は「事実ではないところもある」とは言いつつも、所属するホリプロを通してフジテレビに出演自粛を申し出たという。
「登坂アナはロマンスグレーの風貌と品のある語り口から“麿”と呼ばれ、男女問わず人気が高く、フリー転身後初の大仕事ということで、視聴率に苦しむフジテレビの救世主として期待されていました。ところが、2年前に経歴詐称問題で同じくフジテレビの報道番組『ユアタイム』を直前降板したショーンKと同じパターンになってしまった。これには世間も『登坂アナにがっかり』『フジテレビは呪われてる』『事前に身体検査してないの?』など批判や嘲笑コメントが多数投稿されていますし、事実その通りとも思います。でも、一部から“今回は文春砲が日和った”なんて声もあるんです」(女性誌記者)
というのも、前回のショーンKは4月からの番組開始直前の3月のスクープで、これによりフジテレビは大混乱。結局は、パートナーだったタレントの市川紗椰が単独でMCを担当するも、内容でも視聴率でも惨敗してしまった…。
「今回は番組開始までまだ2カ月以上あります。本当に世間にインパクトを与えたいなら、もう少しネタを温めておくこともできたはず。でも、この時点で出したのはフジに後任アナを探せる猶予を与えたという見方が多いですね。しかもそれについては、先日の文春砲が小室哲哉を電撃引退に追い込み、いつもとは正反対の大批判を文春が食らってしまったことが影響しているのでは?という声が多い。文春が“巻き返し”に必死で、一刻も早く小室の失敗を取り返したかったという解釈です」(前出・女性誌記者)
本当に文春が焦った結果なのだとしたら、フジテレビは少し助かった?
(山田ここ)