芸能

芸能プロ、旧態依然な“暗部”を暴く!(1)変わらぬ“ジャニーズへの忖度”実情

 コンプライアンス(法令順守)への意識の高まりや、政府が進める働き方改革の影響もあり、芸能事務所の健全化が進んでいる。

 吉本興業の“闇営業”騒動で、タレントとの契約問題もクローズアップされることになり、所属タレントとの契約内容を改めて見直した事務所は多いという。また、公正取引委員会が、元SMAPメンバー3人をテレビ出演させないよう圧力をかけていた疑いがあり、独占禁止法違反につながる可能性があるとして、ジャニーズ事務所に注意していたことまで明らかになったことで、事務所を辞めたタレントへの“圧力”も減っていきそうにも見える。

 だが、ある芸能プロ幹部はこう話す。

「いやいや、いまだにジャニーズへの忖度はあって、元SMAPの3人はもちろん、他のジャニーズOBとも共演はNGという大手プロもあります。民放に少しずつ出始めているようには見えますが、あれは公取委へのポーズに過ぎないともっぱら。依然、彼らが地上波テレビで活躍できる気配はありません」

 芸能プロの“コンプライアンス”が、疑わしいことは、こんな話からもよくわかる。

「ある大手プロ傘下の某事務所は、有名なタレントなど一人も所属していませんが、神宮前に事務所を借りて羽振りがよさそうなんです。ただし、その資金源は、詐欺まがいのオーディション。“昔は見たけど最近は見ないね”というクラスの仕事のない俳優やタレントに数万円を渡して審査員などオーディションの顔にして情報誌に広告を打ち、『新人募集』のオーディションを開催します。参加費が5000円~1万円。ほとんどを合格にして、『まずは基礎の勉強が必要なんだ。オーディションにはたくさん行ってもらうし、在学中から仕事が入るタレントもいるから』と、提携の芸能スクールに入学させ、10~20万円ほどの入学金をまるまるキックバックするんです。一回のオーディションで300万円~500万円を荒稼ぎするのが、彼らのヤリ口で、そんな事務所がいくつもあります。最近は、高齢者をターゲットにシルバータレント募集のオーディションが盛況で、ちょっとしたバブルが到来していますよ」(芸能ジャーナリスト)

 数回に渡って、そんな悪徳芸能プロの実態をお伝えしていこう。

(露口正義)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ