ママタレとして好感度抜群だった木下優樹菜(31)が実姉の勤務するタピオカ店を恫喝したことが今年7月に判明し、ネットで大炎上。結果、芸能活動を自粛するハメに陥った。こうしたSNSやブログなどの悲報をのぞいてみると‥‥。
これまでブログで数えきれない「悲報」を垂れ流してきた「平成の炎上クイーン」こと辻希美(32)。花粉症で耳鼻科へ行ったことを報告すれば「もっとツラい病気の人がいるのに」と炎上し、イチゴに練乳をかければ「採りたてで新鮮なのにもったいない」など、今や「息をするだけで炎上する」と言われる始末だ。これを芸能記者の松本佳子氏は「みごとな炎上芸」と、皮肉を込めて絶賛する。
「ブログだけで月に数百万円の稼ぎですから、とにかく話題になってナンボ。炎が消えかかったと見るや、すぐに次のネタを投下している印象です。しかし、それでも木下優樹菜のように致命傷にならないのが賢い。他人を叩くことはせず、自分が叩かれるネタだけを選んで書いています。ですから、かすり傷はたくさん受けても、一度も大ケガはない。これほど炎上商法がうまい人はいません」
娘のために作ったキャラ弁が「怖すぎる」「ヤバい!」と話題になったのはハイヒール・モモコ(55)。友人である小川菜摘(56)が自身のブログで紹介したところ大反響となり、モモコの料理下手が一気に知れ渡るところとなった。
スポーツ紙記者が語る。
「ソーセージやたらこで作った謎の女の子のキャラ弁は、娘さんが弁当箱を開けた瞬間に『バラバラ死体や!』と叫んだそうです。確かに不気味なうえに彩りも悪く、まったくおいしそうに見えません。ただ、このネタで『有吉反省会』(日本テレビ系)などのバラエティー番組に出演し、笑いも取りましたから、十分に元は取ったでしょう」
逆にブログの炎上でダメージを受けたのは演歌歌手の神野美伽(54)だ。
「新幹線に乗車する前に買ったパスタやサラダの入った袋の中にフォークが入っていなかったため、あろうことか車掌室へ行き、車内販売のカートにフォークがあるか尋ねた。しかも、その時の車掌の対応が冷たかったことを長文のブログで批判したのです」(スポーツ紙記者)
これがネットニュースに取り上げられると「常識がない」と批判が殺到したのだ。松本氏もこう解説する。
「やはり被害者ヅラで誰かを非難すると、ネット上では炎上しやすい。芸能人にはファンがいて、彼らは『かわいそう』とか『ひどいですね』と同情してくれますが、ひとたびネットニュースなどにさらされると、そうはいきません。いい勉強になったのではないでしょうか」
ネット上では「炎上」だけでなく、「誤爆」もしばしば話題になる。若くして「芸能界の女帝」になりつつある指原莉乃(27)にも、そんな過去があった。14年に出版した初の著書「逆転力」(講談社)について、〈逆転力読んだら彼氏できました!!!! さっしー大好き!〉などと自作自演のツイートをみずからのアカウントに投稿したのだ。これには、すぐさま〈アカウント間違えたよ〉と投稿し、ファンから「ワザとでしょう?」「そこがかわいい」などと評価を受けたが‥‥。
「いや、間違いなく誤爆です。これがかわいいだけの他のAKBメンバーだったら大炎上だったはず。ただ、この回収力はさすが。今や芸能界の新ご意見番的なポジションですが、5年前からそのニオイがあったんですね」(松本氏)
お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子(47)にも誤爆エピソードがある。相方の木村美穂(46)に「カラオケ終わってヨーカドーにいます。今うちにトマトありましたっけ?」とLINEで送るつもりが、間違ってツイッターに投稿してしまったのだ。
「イメージどおりのほのぼのエピソードですね。芸能記者としては、男に送るメッセージを誤爆してもらったほうが盛り上がるんですけどね」(松本氏)
嵐や本田翼(27)、カジサックことキングコングの梶原雄太(39)など、YouTubeにチャンネルを開設するや、登録者数が100万人を突破する芸能人がいる一方で、デヴィ夫人(79)、夏菜(30)、小嶋陽菜(31)など、ほとんど話題にならない人も。中でもデヴィ夫人は登録者数9万人と、その知名度と比較すると悲しいかぎりだ。
「ただ、著名人の中には宣伝のために企業からお金をもらってチャンネルを開設する人もいますから。その場合、登録者数はあまり関係ありません」(松本氏)
そういえば辻希美も、半年前に「辻チャンネル」を開設し、33万人の登録者数を誇っている。平成に続いて「令和の炎上クイーン」も決まりだろう。