昨年7月、自宅マンションで、マッサージ店の女性従業員に暴行をはたらいたとして今年2月に起訴され、12月2日に判決公判が開かれた俳優・新井浩文被告。同日放送された「バイキング」(フジテレビ系)で裁判について報じる中で、同番組に出演したお笑いタレントのガダルカナル・タカとブラックマヨネーズの吉田敬の発言に違和感を覚える視聴者が続出している。
番組では、公判で、求刑通り懲役5年の実刑判決が言い渡されたことや、新井被告と被害女性の言い分の食い違いなどが紹介されたが、コメントを求められたタカは、「あれだけの実力があった人なんで、気持ち的にはね、どこかもしかしたら(被害女性の)勘違い的なことがあったんじゃないかって思いたい気持ちもあったのはあったんですけど、ずっと報道見てたら、これは許されるべきじゃないことをしてしまったんだなと感じます」と発言。さらに続けて、「男としてはわかってあげたい部分はあるはあるんですけど、今の世の中でこれは絶対にダメですね」と、自身の見解を示した。
言葉は選んでいるようにも聞こえたが、このタカの発言にネットでは「いや、今の世の中だろうが昔だろうが、強姦はダメ」「何で犯罪者側に寄り添うのか。芸能界の身内意識って相変わらずだね」「男として強姦を理解してあげたいってこと?」「新井被告擁護のコメントを番組側に無茶振りされたのか?って疑いたくなるほどひどい」という違和感と反発の声も相次いだのだ。
「この話題ではブラマヨ吉田も『おばあさんとか指名したったらよかったのに』とコメントし、『いちいち笑いに変えようとするな』と批判が起きてしまっていますが、どうも番組を盛り上げようとして、結果的にズレたコメントになってしまっているようにも見えてしまいますね」(テレビ誌ライター)
芸能人の不祥事に対し、身内意識で“手心”を加えているかのようにも聞こえる2人のコメントだっただけに、よけいに反発も大きかったようだ。
(石見剣)