欅坂46の菅井友香が、2020年1月から2月にかけて東京と大阪で上演される舞台「飛龍伝 2020」で主演を務めることが発表された。
同舞台は劇作家・つかこうへい氏の代表的な作品の1つ。1960年代の学生運動真っ只中の時代が舞台で、菅井は全共闘40万人を束ねる委員長となり、機動隊との最終決戦を迎えるヒロイン・神林美智子を演じる。
これまで幾度となく上演され続け、歴代ヒロインも富田靖子、牧瀬里穂、石田ひかり、内田有紀、広末涼子、黒木メイサ、桐谷美玲と有名どころばかり。
その8代目ヒロインを舞台初主演の菅井が務めるというのは大抜擢であることは間違いない。しかし、その舞台の内容が内容とあって、ファンとしては複雑な心境のようだ。
「革命の理念のために次々と男たちに身をささげ、濃厚なキスシーン、さらには胸をもまれるシーンが用意されており、歴代ヒロインたちも体当たりで演じてきました。しかし、お嬢様キャラで定着している清楚系の菅井が胸を揉まれるシーンに挑むというのは、ファンにとっては信じ難い事実でしょう。主人公もお嬢様という設定とあって、リアルお嬢様の菅井が抜擢されたようですが、やはり多くのファンは素直に喜べないのが現状のようですね」(アイドル誌ライター)
そのため、「応援したいんだけど、まだ気持ちが追いつかない」「これは本当に菅井さんにメリットあるの」「学校1週間ぐらい休みたいわ」などといった声が上がっている。
「とはいえ、菅井同様にお嬢様育ちである乃木坂46の生田絵梨花も舞台でのキスはすでに経験済み。さらに言えば、生田に限らず、齋藤飛鳥や白石麻衣なども映画でキスシーンを経験しており、女優業をするメンバーにとってはキスシーンは避けては通れない道ですから、致し方ありません」(前出・アイドル誌ライター)
ファンも覚悟を決めるしかない。
(田中康)