1月30日に開幕した初主演舞台「飛龍伝 2020」で男性演者との濃厚なキスシーンに加え、胸を揉まれるシーンに挑戦している欅坂46のキャプテン・菅井友香。
同作は伝統ある舞台で、歴代ヒロインたちも同様のシーンを体当たりで挑んできたわけだが、菅井は今まで恋愛経験がない清楚系お嬢様ということもあって、舞台への出演が決まった段階でファンからは心配の声が上がっていた。
「共演俳優の須藤公一がツイッターで同舞台の宣伝のつもりで〈よし!!キスして、胸揉んでやるゼァッ!〉とツイートしたところ、これがファンの逆鱗に触れ、大炎上。その後、須藤は菅井と身体的接触のあるシーンがないことを説明して謝罪するも、降板を求める声が止まなかったりと、早い段階で欅坂ファンもピリついていました」(エンタメ誌ライター)
そのため、菅井とのキスシーンがあるNON STYLEの石田明らにはファンもおのずと警戒心を強めていたわけだが、いざ舞台が始まり、キスシーンがお披露目されるも、石田を叩く欅坂ファンは皆無。むしろ感謝の声が殺到するまでとなっている。
というのも、舞台が開幕する1週間前の1月23日には欅坂の絶対的エースである平手友梨奈がグループを“脱退”。同じくメンバーの織田奈那と、鈴本美愉が“卒業”することが発表され、脱退と卒業の違いについてはさまざまな議論が展開された。当然の如く、同月29日に行われた舞台の公開ゲネプロでは、菅井にも記者から「“卒業”と“脱退”に違いはあるんですか?」といった質問がぶつけられ、菅井は返答に詰まっていたが、そこで助け舟を出したのが石田だったのだ。
「平手の突然の脱退にファンもパニック状態であったこともあって、キャプテンの菅井も、ファンを不安にさせまいとなんとか言葉を選ぼうとするも困惑した様子がうかがえましたが、そこで石田はとっさに『辞書で調べたらわかるんじゃないですか』とフォロー。この石田の返答に菅井は安堵の笑みを浮かべ、取材陣からも笑い声が上がっていましたが、当の石田は真剣な表情を崩すことはなく、むしろ怒った表情を見せていました。ただでさえ、初主演舞台の開幕を控えていることもあって、菅井もいっぱいっぱいな状態だったでしょうし、そんな菅井を苦しめるような意地悪な質問が純粋に許せなかったのでしょう」(アイドル誌ライター)
石田の男気あるフォローに欅坂ファンからは「石田さん、カッコ良すぎ」「すぐにその返しができるのはさすが芸人さん! 頭の回転早いな」「オレが菅井様だったら、石田に惚れてるわ」「キスシーンに嫉妬してた自分が恥ずかしい。本当にありがとうございます」などといった声が集まり、称賛の嵐となっている。
石田は16年に行われた舞台「新・幕末純情伝」で、元SKE48の松井玲奈とのキスシーンをこなしているものの、まったく炎上することはなかったのもその人柄の良さゆえのこと。
今となっては石田がキスシーンのお相手でよかったと欅坂ファンも心の底から思っていることだろう。
(石田安竹)