人気ドラマ「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)で几帳面かつクールなのに大好物のラムネをどこでもガリガリ食べる、大河内春樹監察官で知られている神保悟志。しかし、大河内監察官を演じる前は、2004年放送の大ヒットした昼ドラ「牡丹と薔薇」(フジテレビ系)で演じた不貞する婿養子がアタリ役だったことから、その後も昼ドラに多数出演。“昼ドラの帝王”と呼ばれていたのだ。
11月21日放送の「ごごナマ」(NHK)にゲスト出演した神保は、その当時に学んだ「ベッドシーンの見せ方、動き方」といった極意をレクチャー。スタジオに用意された女性を模した等身大人形が寝ているベッドに向かい、「よろしくお願いします」と丁寧に一礼した神保は、人形の上に覆いかぶさるも自身の身体を腕や足で支え、「女優さんに負担をかけないように、くっついてるんですけれども、体重はまったくかけない体幹トレーニングのような体勢で、密着しない。これはもう基本。基本中の基本です」と説明した。
さらに、自身の下にいる女優の顔が映るようにする動きや、かけ布団で女優のバストが見えすぎないように調節しながら、その動作が不自然に見えないようカメラワークを意識した動きまで解説。その後、阿部渉アナから「せっかくなんで一連のベッドシーンをよろしいですか?」と促され、人形を相手に実演したのだ。これを見ていたMCの船越英一郎は「確かにね。まったく女優さんの体が見えないように、でもちゃんとリアルでね」と感心しきりだった。
「NHKは午後1時からの番組で、相手は人形と言えど、ベッドシーン講座を放送するようになったのかと感慨深いものがありました」(テレビ誌ライター)
MCの美保純が、「女優さんも大変なんですよ。どう艶気を見せるかとか。あんまりのけぞり過ぎちゃうとブスに映っちゃうんですよ。横顔とかね、大変なんですよ」といったふうに、女性側の苦労を話すと、「考えていかないと美しく映らないですからね」と同意した神保。
大河内監察官も素晴らしいキャラだが、昼ドラの帝王として鳴らした「男の艶気」あふれるキャラも、今後も追求してほしいものだ。