Jリーグの松本山雅FCに入団するも、リーグ戦出場ゼロで引退したDF武藤友樹を巡って、サッカーファンの怒りが爆発している。
武藤は12月2日、記事投稿サイトのnoteに〈“本当の意味でのモテ”とは〉と題した記事を投稿。この中で〈俺はモデルや女優を抱くためだけにJリーガーになった〉と断言し、サッカーファンを「サッカーを冒涜している」と、怒らせている。だが、そんなファンたちの怒りを、非サッカーファンは冷めた目で見ているという。
「確かに、サッカー選手に対しては他競技の関係者からも『どうせ遊んでばっかでしょ』と言われがち。何しろプロになれば茶髪やピアスは普通ですし、若いうちからロン毛も当たり前という競技です。それに今は多少落ち着きましたが、Jリーグが発足した90年代はまさにイケイケで、Jリーガーだというだけでほとんど誰でも入れ食いレベルでモテたとも言われています。当時の週刊誌に《Jリーガーにやられました…》という見出しが載り、すわ告発スクープかと思いきや、女性たちがJリーガーを食った人数を競うバラエティ記事だったこともあります。でも、本当に武藤のような動機だけでプロになった人がいるとはアキレてしまいますね」(スポーツ系ライター)
そんな冷めた声の一方で、このnoteには妙に的を得ている部分もあるというのである。
「武藤は正直に、Jリーガーになってもモデルや女優は抱けなかったと告白。女性にお金を使ったところで、歩くATMとしか思われなくなると綴っているのです。結局はどの分野であれ、肩書だけで自動的にモテることはなく、モテない男はJリーガーであろうとモテないという現実を突きつけた形です。もちろん多少の誇張はあるでしょうし、彼の性格やパーソナリティが原因という可能性もあります。一連の文章はかなり長文ですが、別の男性が扱っている情報商材に誘導するような文面も見られ、情報ビジネス商法の一環のようにも見えるのも気になります。ただし、《サッカー選手になればモテる》という幻想を否定したという一点においては真実を語っている気がしますね」(前出・スポーツ系ライター)
ともかくなぜ、こんな発言をJリーガーという経歴を強調して声高に公開しているのかは謎めいているが、JリーガーやJリーガーを目指す若者たちにとっても気分のいい言説ではないことは間違いないだろう。
(金田麻有)=写真はイメージ=