日本では出回っていない北朝鮮・高麗航空のカレンダーを独占入手! 「美女スッチー」集団がひと肌脱ぐ背景には、金正恩政権のある思惑が隠されていた。
飛行機の機内に続く階段で、柔和な表情を浮かべて背筋をまっすぐ伸ばしている2人の若い客室乗務員。短いスカートの制服からスラリと美脚が伸び、スタイルのよさはキュッと締まった腰のくびれでも確認できる。
これは高麗航空の2020年カレンダーの表紙だ。さらにページを進めてみると、9人の若い女性が早朝から胸の膨らみがわかる体操着姿でポーズを決めたり、乗客の荷物を整理する際に美しいワキのラインまで披露している。
北朝鮮唯一の航空会社がなぜ「新ビジネス」としてカレンダーを商品化しているのか。北朝鮮事情に詳しいジャーナリストはこう話す。
「中朝関係が良好になってきたことで、18年は乗客が前年比5割アップの120万人に達し、急増する中国人観光客を狙って外貨稼ぎに躍起となっているのです。高麗航空は多角経営に乗り出し、国内でタクシー会社やガソリン事業への参入をはじめ、飲料製造なども展開。数年前からカレンダーの販売を開始し、外国人観光客がお土産用に購入して帰ります。値段も手頃で、2年前は1000円以下で購入できました」
高麗航空のスッチーは美人ぞろいで知られ、「色仕掛け」にマイッた男性観光客の財布のヒモが緩くなる。外貨を荒稼ぎするにはもってこいの存在となっているのだ。
「朝鮮半島には『南男北女』という言葉があり、北朝鮮の女性は美人が定説。整形している女性はわずかで、ナチュラルにかわいいんです。その中で国民にとって、スッチーは高嶺の花。党への忠誠心、家柄、ルックスの判断基準をクリアした女性だけが選抜されます。金正日の長男・正男がマカオで同棲していたのも、高麗航空客室乗務員出身者でした」(ジャーナリスト)
北朝鮮に観光で訪れたことがある日本人男性は、機内でこんな僥倖に恵まれたことがある。
「制服の胸元が若干ユルいので、前かがみの姿勢になると谷間が見えるんです。また離陸時は、自分の座席と向かい合って客室乗務員が座っていました。機体がちょっと揺れたハズミで、ミニスカからたまたまパンティが目に飛び込んできて‥‥黒でしたね」
絶世の美女の無防備な股は、今でも観光の一番の思い出として心に刻まれたという。