12月12日に最終回を迎えたドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系)。
新木優子と高良健吾によるダブル主演をはじめフリーアナの田中みな実の出演など、注目を集めた作品だったが、視聴率は低迷を続けた。初回の5.8%(ビデオリサーチ調べ・関東、以下同)を一度も上回ることなく最終回は4.2%。結果、全9話の平均視聴率が4.42%となり同局系「木10枠」のワーストを更新してしまった。
なぜ同作は「爆死」してしまったのか──。
「さすがにここまでひどい結果になるとは想定外でしたね」と語るのはフジテレビ関係者だ。続けてもらおう。
「主演のふたりが『実力派』で少々地味ではあるものの、ネット上でも序盤からストーリーが好評。さらに『途中から見てもおもしろいドラマ』だったので視聴率回復のチャンスは何度もあったはずなんです」
そんな同作について「『非常に悔やまれる出来事』がある」と同関係者。
「11月7日の第4回は前番組の『ボクシング 井上尚弥VSノニト・ドネア戦』が押して30分遅れの放送となったのですが、この時の『局の判断』が視聴者の反感を買うことになってしまったんです」(前出・フジ関係者)
その判断とは。
「試合後、井上の勝利インタビューを中継せずに半ば強引な形でドラマをスタートさせてしまった。当時、ネット上では『モトカレマニアは二度と見ない』といった声であふれかえっていましたね」(前出・フジ関係者)
紙一重の判断ミスであったか。
(牧マコト)