米メジャーリーグのタンパベイ・レイズは12月17日、横浜DeNAベイスターズから筒香嘉智選手を獲得したことを正式発表した。契約は2年総額1200万ドル(約13億2000万円)で、現在の年俸4億円から約5割増となる。
「レイズはアリーグの15チームで安打数は6位と上位ながら、得点は9位、ホームラン数は11位と決定力に欠けるのが課題。ここ6年で平均30本以上の長打力を誇る筒香が魅力的だったようです。国内では今季29本に終わったことに懸念の声もありますが、タンパの地元メディアでは『パワーは本物』と評価しています」(スポーツライター)
その一方で同じ地元メディアでは筒香の守備を「まあまあ」と評しており、指名打者(DH)での起用も示唆している。その守備に関しては国内でも以前から厳しい声が寄せられていたが、メジャー入りに当たっては大きな欠点があるというのだ。スポーツライターが続ける。
「メジャーで最も問題になるのは肩の弱さです。特にレイズでの起用が予想される三塁手としては相当厳しいでしょう。メジャーの内野手はほとんど助走を取らずに、いわゆる“手投げ”からレーザービームのような送球で内野ゴロを処理しますが、筒香は送球動作が緩慢なうえに送球の勢いもイマイチ。その象徴が今年8月17日の広島戦で見られたプレーで、鈴木誠也の平凡な三塁ゴロを内野安打にしていました。そんなプレーを見せようものなら、ファンからの大ブーイングが起こるのは確実です」
レイズでは筒香を“外野手兼内野手”として登録しているが、果たしてどうなるものか。
(金田麻有)