12月18日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)にて結成され、CDデビューも決まった4人組アイドルグループ「豆柴の大群」が、さっそくテレビ流の洗礼にさらされているようだ。
デビューCDの「りスタート」は放送翌日からタワーレコード限定で発売。クロちゃんプロデュースのオーディション企画「MONSTER IDOL」で選ばれたアイカ、ナオ、ハナエ、ミユキの4人が、札幌から那覇まで全国28カ所のタワレコで手売り販売を行うなど、いかにもテレビらしい大掛かりな仕掛けとなっている。そんなデビューCDを巡る騒動について、音楽ライターが眉をひそめる。
「オークションアプリの『メルカリ』にはさっそく、大量の『りスタート』が出品されています。売れているのは定価以下の出品がほとんどながら、なかにはメンバーの2ショット写メが撮れる特典券のみを出品するケースも。とは言え、アイドルのCDが発売直後に転売されるのは珍しいことではありません。問題は、このメルカリ出品が必ずしも『豆柴の大群』の人気を反映しているとは限らない点にあります」
デビューCDの「りスタート」では【続行ver.】【解任ver.】【解任&罰ver.】という3形態を用意。これはプロデューサーのクロちゃんが今後、同グループのプロデュースを続けられるかどうかを視聴者の判断に委ねるという番組企画に沿った仕掛けだ。3形態のうち最も売れた、もしくは最も早く完売したバージョンが視聴者の意思とみなされ、クロちゃんの処遇が決まるという仕組みになっている。
「この仕掛けを面白がったクロちゃんのアンチが【解任&罰ver.】を購入し、CDは要らないとばかりメルカリに出品しているようです。彼らの多くはアイドル好きでも『豆柴の大群』のファンでもなく、単にクロちゃんが罰ゲームを受けるところを見たいだけ。今回はデビューCDが税込499円と激安価格になっており、普段はネット上でクロちゃんをディスるだけのアンチも手が出やすいのでしょう」(前出・音楽ライター)
水ダウでは12月25日の生放送パートで、クロちゃんの処遇を発表する予定。結果はどうであれ、「豆柴の大群」の4人が幸せなデビューを飾れることを祈りたいものだ。
(金田麻有)