バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)から生まれたアイドルグループ「豆柴の大群」が、2月12日の放送に登場。一度は解任された元プロデューサーのクロちゃんを“アドバイザー”として復帰させるかどうかの対決を行うことが明かされた。
「デビューCD『りスタート』の売れ行きに命運を託されたクロちゃんでしたが、結果は【解任&罰 ver.】が最も売れることに。12月25日の生放送では逆さ吊りで水槽に沈められる罰を受けました。しかしタダでは起きないクロちゃんは生放送の直後に、豆柴の大群が所属する事務所『WACK』に直談判すると宣言。今回の放送ではWACKの渡辺淳之介代表と会食するシーンが映し出されました。その場で渡辺氏はファンから《クロちゃんのほうが良かった》との批判が多数届いていると説明。そこで3月4日にリリースする2ndシングルに、クロちゃんの復帰を託すこととなったのです」(テレビ誌ライター)
その2ndシングルではクロちゃんが作詞作曲した「ろけっとすたーと」と、WACK側が用意した「大丈夫サンライズ」の2枚を同時発売。2月19日までの一週間でMVが再生された回数を競い、「ろけっとすたーと」が上回った場合にはクロちゃんがアドバイザーとして復帰することとなった。
その「2ndシングルMV再生回数対決」では、序盤から「ろけっとすたーと」がリード。2月14日時点では270万回再生され、「大丈夫サンライズ」の220万回を2割以上も上回っている状況だ。しかしクロちゃんと言えば嫌われ芸人の代表格。なぜ今回の対決では、デビューCDで【解任&罰 ver.】が最も売れたのとは逆の現象が起こっているのだろうか?
「『水ダウ』の企画で視聴者が求めるのは“よりおもしろい結果”なのです。それゆえデビューCDでは、クロちゃんのプロデューサーとしての適性うんぬんよりも、《罰ゲームを見たい!》という思いのほうが上回りました。そして今回は単にクロちゃんが放逐されるより、アドバイザーとして豆柴の大群に関わり続けるほうがおもしろそうだと判断する視聴者が多いのでしょう。真っ当なアイドルファンは両曲を聴き比べたうえで《こっちのほうが良曲》と思ったほうを再生し続けるはずですが、アイドルへの熱い思いを持たない多くの視聴者は、クロちゃんがよりおいしくなるほうを選ぶのも当然です」(前出・テレビ誌ライター)
今回の2曲にはクロちゃんらしさ、そしてWACKらしさが如実に表れている。先入観なく聴き比べてみるのもまた楽しいに違いないだろう。
(金田麻有)