結成13年目の苦労人コンビ「ミルクボーイ」の優勝で幕を閉じた「M-1グランプリ2019」にて、スポンサーを務めた日清食品が話題になっている。
ミルクボーイの優勝が決定すると、ステージにはスポンサー4社から贈られる副賞のパネルが登場。Cygamesが〈世界一の高みへ ドバイへの旅〉、サントリーが〈-196℃ ストロングゼロ1年分〉、ファミリーマートが〈ファミマプレミアムチキン(骨付き)1年分〉と豪華賞品を提供するなか、日清食品はなんと〈他3社と同程度の金額で考え中〉という“前代未聞の賞品”になっていたのである。
「各社が賞品画像をパネルにする中、日清食品のパネルには手書きで“考え中”と書いてあるだけ。これに対して視聴者からは《これはワロた》《日清食品が優勝!》《まさかどんぎつねさん!?》などと好意的な反応が続出していました。同社はテニスやお笑いを熱く応援しており、CMでも茶目っ気たっぷりの映像が好評なので、今回の一見やっつけ仕事っぽい副賞でも否定的な声は確認できませんでしたね」(週刊誌記者)
一部の視聴者からは、優勝者が誰になるかによって副賞の中身を変える予定だったが、まさかミルクボーイが優勝するとは予想していなかったため“考え中”になったとの声も。その一方で今回優勝のミルクボーイにピッタリの副賞があるとの指摘も少なくないようだ。
「ミルクボーイは今回、コーンフレークを取り上げたネタでM-1史上最高得点を叩き出しました。それゆえ日清食品は『シスコーン』を副賞にすべきとの声が続出しています。シスコーンを製造している子会社の日清シスコによると“コーンフレーク売上No.1ブランド”とのこと。M-1王者と売上No.1の相性はバッチリですから、ぜひミルクボーイにシスコーン1年分を贈ってもらいたいと視聴者も盛り上がっているようです」(前出・週刊誌記者)
ミルクボーイのネタでは、母親の好きな朝食メニューは「おかんが言うにはコーンフレークではないって言うてた」そうだが、日清食品的には〈コーンフレークじゃなくて、シスコーン!〉ということなのかもしれない。
(金田麻有)