M-1グランプリ2016で最終決戦に進出したスーパーマラドーナの武智が、疑惑に対して無言を貫いた。当て逃げ事故を起こしたノンスタイル・井上裕介の車に同乗していたことが12月14日に発覚。翌15日には京都のよしもと祗園花月に出演したものの、報道陣の問いかけには一切答えず、責任逃れとも言える姿勢を見せた。舞台でも事故については口を閉ざしており、「M-1で人気が出て図に乗っている」との指摘も少なくないようだ。
だが当の武智は今年、災難続きだったというのである。お笑いに詳しいライターが説明する。
「武智のインスタグラムを見ると、7月には大腸を腸内カメラで検査するために入院、9月にはものもらいに罹り、10月には声帯ポリープ切除で1週間入院するなど、厄年かの如く災難が続いていたようです。それもM-1での躍進で払拭できたはずですが、そこに来ての同乗発覚。M-1で運を使いすぎてしまい、神様に払い戻しを迫られでもしたのでしょうか」
そんな武智は38歳で、もはや若手とは呼べない年齢だ。同期となるNSC・22期にはキングコングや山里亮太、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)などの売れっ子が多く、取り残され感は否めない。M-1で優勝した銀シャリは25期、2位の和牛は26期と後輩たちにも負けており、本来なら今回の3位という実績をバネに2017年には飛躍を期待していたところだろう。
それゆえ武智には、早急に記者会見などを開いて事態を収束させることが求められるはず。今後の対応次第では、M-1グランプリでの活躍を無駄にすることにもなりかねないようだ。
(金田麻有)