見応え十分のパフォーマンスであったことは間違いないが…。
欅坂46が12月31日に放送された「第70回NHK紅白歌合戦」で、2年前にも歌唱したいわくつきの1曲「不協和音」を披露した。2年前の歌唱ではグループ単独での通常歌唱に加え、総合司会の内村光良とのコラボでも同楽曲を披露しているが、センターの平手友梨奈を含めたメンバー数人が過呼吸のような症状を訴えて舞台裏で倒れ込むアクシデントが発生。
しかも、グループ単独のパフォーマンスでも“大サビ”前に平手が床に倒れ込む演出では今までにないほど勢いよく倒れ、カメラは平手の右腕が床に接触した際の『ゴン』という鈍い音を拾っており、後日、平手が右腕に全治1カ月のケガを負ったことが明らかとなっていた。
それ以降は滅多なことがない限り、ライブでも封印されていた同楽曲だが、披露した時の反響の大きさは他楽曲とは一線を画するものがあるため、今回2年ぶりの解禁となった。
「キレキレのダンスが見どころの同楽曲ですが、やはりもう1つの注目ポイントとしては『僕は嫌だ』という平手のセリフパートですが、今回は涙交じりに絶叫。最後には体を震わせながら不敵な笑みを浮かべるという初めてのケースで、鳥肌モノのパフォーマンスでした。これには思わず、総合司会の内村も『よくやった。素晴らしかった。新“不協和音”だ』と興奮気味に叫び、絶賛していました。しかし、力を出し切った平手はカメラが離れた後にそのまま倒れ、メンバー数人にかつがれながら舞台袖へと運ばれていたと報じられています。NHK側は平手の体調についてまったく問題ないと答えていますが、大サビ前の倒れ込む振り付けでも今回も激しくひざを打ち付けるように崩れていたこともあって、新たにケガが見つからないかも心配なところ」(アイドル誌ライター)
案の定、ファンからも「最高のパフォーマンスだったけど、やっぱり、てちが心配」「『不協和音』のパフォーマンスは見ていて、ヒヤヒヤするな」「平手さんのアイドルとしての寿命が縮まるぐらいなら、『不協和音』は好きだけど、これが見納めでもいいかも」など、パフォーマンスを絶賛する声以上に平手を心配する声が目立った。
全力パフォーマンスは素晴らしいことだが、やはりファンとしては何よりもメンバーにはケガ無く活躍してほしいというのが1番に願っていることだろう。
(石田安竹)