ファンが最も楽しみにしていたといっていい収録映像だっただけにショックを受ける人が多いのも無理はない!?
10月に行うラストライブをもって改名することが決まっている欅坂46が、10月7日にグループ初となるベストアルバム「永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~」をリリースする。
欅坂の5年間の歴史が詰まった作品となるだけに特典映像も充実しており、初回仕様限定盤のTYPE-AとTYPE-BにはこれまでBlu-ray化されてこなかったライブ映像が収録される。しかし、そのライブ映像の収録曲リストから17年の夏の全国アリーナツアーの千秋楽公演のダブルアンコールで披露された「不協和音」が収録見送りとなったことが11日に発表され、ファンの間で物議を醸している。
「不協和音といえば、4度の『NHK紅白歌合戦』出場の中で、2度も披露している欅坂の代表楽曲。メンバーが魂をギリギリまで削ってパフォーマンスすることもあって、17年の『紅白』では、センターを務めた平手友梨奈を含めたメンバー数人が過呼吸のような症状を訴えるアクシデントもありましたね。その中でも今回収録が見送られた17年のツアーでのパフォーマンスは灰、銃、血のりなどを使用して、メンバー同士が争うという演出を冒頭で導入するなど、ファンに与えたインパクトは強烈でした。ただ、全国ツアーの千秋楽公演限定で披露されたパフォーマンスですから、そのパフォーマンスを生で見られたという人は全体でみれば少数派で、ダイジェスト版を見た、もしくはニュースや人づてにパフォーマンス内容を聞いたというファンが大多数。そのため、このパフォーマンスの映像化を待ち望む声は前々から見られており、ようやく実現したと思われただけにファンのショックも大きいようです」(アイドル誌ライター)
運営側は収録を見送る理由について「過激な表現が含まれていることを改めて考査し、今回の商品への映像収録は見送らせて頂きます」と説明しているが、ファンからは「あの伝説のパフォーマンスが映像化されないなんてあり得ない」「最初で最後のベストアルバムに収録されないってことはもう二度と見られないってことか」「メンバーたちもこんなの望んでない」など、批判の声が上がっている。
この騒動で一時ツイッターでは「不協和音」がトレンド入り。さらにファン有志による、同映像の再収録を求めての署名活動もスタートするなど、だんだんとコトが大きくなってきている。
「実際のところ、この17年のツアーの時期に平手は『なかなか思うようにパフォーマンスできない』とメンバーに悩みを打ち明けていたようで、以降、平手からは笑顔が見られることが減っています。そういった意味でもグループのターニングポイントとなったパフォーマンスですから、ファンとしてもこの目で見ておきたいという気持ちが強いのも納得です」(前出・アイドル誌ライター)
アルバムのタイトルは「永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~」となっているが、あのパフォーマンスこそがまさに彼女たちが存在した証。再収録を検討してほしいところだ。
(本多ヒロシ)