お笑いピン芸人のゆりやんレトリィバァが、去る1月2日放送のドラマ「ハゲしわしわときどき恋」(テレビ朝日系)で主演を務めた。
物語は、夫に先立たれケアハウスで余生を過ごしていた71歳の主人公・マチコが、高校時代の初恋の相手と再会し、恋をする。そして現在と過去を行き来しながらミュージカル調で描かれるラブストーリーだが、その高校時代のマチコをゆりやんが演じたのだ。高校時代のシーンでの初恋の相手“海野クン”には劇団EXILEの佐藤寛太、マチコを思い続けてきた幼なじみの栗田紅葉に加藤諒を起用。ケアハウスの介護士・小日向うらら役で、島崎遥香が出演するこのミュージカルドラマ。振り付けは、ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz(シットキングス)のNOPPOとOguriが担当した。放送後は、ゆりやんが見せるダンスと歌と演技に、放送後の視聴者の評価は「ゆりやん歌も上手だし、心に響いた!」「ゆりやんが意外と女優出来てた」などの声も見られ、まずます好評だったようだ。
しかし、ドラマ放送前のキャスト発表時には、ネット民からはゆりやんに対して正反対の評価が見られていたのだ。例えば、「キャスティングで観る気が起きない」「みごとに不快なキャスティングだな。正月から気持ち悪いメンツ出すな」「スベりそう。ゆりやんのボケみたいに」など辛辣そのもの。いったいなぜ、ゆりやんに対してこんなにも拒否反応があったのだろうか。
「ゆりやんは昨年6月、米国の人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演した際、得意の英語でジョークを飛ばし、笑いをとったことは評価されました。ところが、フード付きの上着を脱ぐと、星条旗をデザインした肌見せ度の高い水着姿。その格好で意味不明のダンスを披露し、大顰蹙も買ったんです。その映像が日本で紹介されてから、嫌悪感を抱く人が多くなった気がします」(芸能ジャーナリスト)
ゆりやんなりに、今回のドラマでの演技で自身のタレント性の“硬軟のバランス”をとり、好感度を回復させることに成功したようである。