お笑いコンビ・はんにゃの金田哲がなりすましメールにまんまとだまされていたことが判明。そのうえ相方の川島章良も別ルートでなりすましメールに引っかかっていたというから、2人そろってピュアすぎると言うか何と言うか…。もっともこのネタ、随分と古いらしく、他にネタないの?と世間からアキレられているようだ。
コトの発端は、金田がゲスト出演した1月7日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBS)でのこと。小沢一敬が「金田からいきなり篠田麻里子の連絡先を聞かれた」という話をフリに始まった。
「金田には《突然すみません。実は私、あるプロダクションのマネージメントをやってる者なんですが、ウチのタレントがあなたにちょっと相談したいことがあるんです》と相談を持ち掛けるアドレスだけの長文メールが届いたそうです。仕事相手と勘違いした金田が《ボクで良ければお話聞ければ》と返したら、すぐに《私はやりとりをここでしてる時点で上のほうにニラまれたら終わりなんで、本人とやり取りをしてください》という返信が舞い込んだとか」(芸能ライター)
そこで金田が、あるサイトに飛ぶように指示され、そこに飛ぶと、AKB48の篠田麻里子を名乗る女性から助けを求める文面が送られてきたという。
「国民的アイドルのSOSに、疑ってかかることを忘れた金田は指示される通りにコンビニに駆け込み、銀行振り込みをしてしまった。口止めをされたものの、その後直接連絡を取りたくなった金田は小沢に相談。そこで初めて詐欺に気づいたそうです。そして同じ頃、川島もAKB48の前田敦子のなりすましメールにしっかりダマされていて、金田は3000円、川島は40000円もつぎこんでおり、芸人仲間からは散々笑いものにされたということですよ」(前出・芸能ライター)
確かに、AKB48が飛ぶ鳥を落とす人気の頃、なりすましメールでの詐欺が頻発。社会問題になった。
「一般人だけでなく、芸能人も標的になり、世間ずれしてない芸能人が次々ひっかかったんです。芸能人専用を装ったサイトに誘導されたり、誰にもしゃべらないよう何度も口止めされたり、人助けをしていると錯覚させたりとなかなか手の込んだやり口。でも、普通なら、『銀行振り込み』の話が出た時点で怪しいと気づくところ。よほど動転していたのか、人気者に身の上相談を持ち掛けられて舞い上がってしまったのか、人を疑うことを知らない性格を狙い撃ちされたのかも」(ネットライター)
金田も川島も詐欺被害体験をフルに活用、警察特番や詐欺特番などに呼ばれて大いに稼いだという。番組で「元をとった」と鼻高々でしめていた。
「それにしてもネタが古いですね。今や、金田は酒癖の悪さで芸人仲間から半ば“ハブられて”いる存在で、心の中のうっぷんや不満が泥酔した時に爆発的に出てしまうようです。かつてはレギュラー番組を2ケタ掛け持ちする人気ぶりでしたが、今は昔。昨年末はテレビ東京のバラエティ番組の収録でシャレにならない泥酔ぶりを見せて大ひんしゅくをかったばかり。酒癖の悪さで仕事をもらったり、過去の汚点をネタにしてしゃべり倒しているようでは、今後はかなり厳しいと言わざるを得ませんね」(前出・芸能ライター)
新ネタを探してみては。(塩勢知央)