昨年、自身のイメージを一変させた歌手の氷川きよし。女子力を全面に押し出したキャラ変更は好評を博し、ふたたびブレイクの時を迎えている。その象徴とも言えるのが、昨年の大みそかの「紅白歌合戦」(NHK)だ。
氷川はアニメ「ドラゴンボール超」(フジテレビ系)の主題歌である「限界突破×サバイバー」を熱唱。歌手別視聴率で嵐に続く2位の座を獲得している。
「20年いっぱいでの解散を宣言している嵐に続く高視聴率をマークしたのは大したもの。氷川にとって初めてのアニソン『限界突破×サバイバー』は代表曲の1つになりました。この曲を歌えたことを彼は感謝しているはずです」(芸能ライター)
実は氷川がドラゴンボールの主題歌を歌うようになったのは、「2つの幸運」が大きく働いているという。
「ドラゴンボールの主題歌は、あるアニソン歌手が長く担当していました。ところが、制作サイド側の都合もあって、歌い手が別の人に代わることになったんです」(業界関係者)
そこで「ドラゴンボール超」の第1期から歌手を変更することになり、バンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカル・吉井和哉が担当。「超絶☆ダイナミック!」を歌った。
「吉井の歌は決して悪くなかったんですが、ドラゴンボールとは合わないという判断がされたようです。そこで、吉井に代わって氷川が起用されたんです。もし、アニソン歌手の交代がなければ、そして、吉井の歌がもっと高く評価されていたら、氷川の『限界突破×サバイバー』は誕生していなかったはず。氷川の実力もさることながら、様々な運も味方したと言えるでしょう」(前出・業界関係者)
チャンスをつかみ、それをみごとにモノにした氷川きよし。今後の活躍が楽しみだ。