スピードワゴン井戸田潤扮するハンバーグ師匠のYouTubeチャンネル『ハンバーグ師匠のミュージックライフ』の1月22日に投稿された「【ガチ依頼】曲の値段から曲作りの裏側まで古坂大魔王がノンストップでぶっちゃけまくり!」にお笑いタレントで音楽プロデューサーの古坂大魔王がゲスト出演した。
ハンバーグフェスを開催して曲を披露したいという井戸田の思いから、「ピコ太郎のプロデューサー」でもある古坂に楽曲提供をお願いしようという内容だった。
井戸田の依頼を快諾した古坂は、曲作りの進め方についてこう語った。
「オレ、ファーストインスピレーションを最近大事にしてるのよ。大きな会社の場合、音楽だと曲の会議とかあるのよ。こうして、ああして、こうしてとか、それをオレ全部逆でいこうと思って。『思いついたヤツ、決定!』それをどうするかだけ。お笑いのネタ作りも最初の掛け合いが一番おもしろいじゃん。それをガンガン練って客前用にするんだけど、この動画の時代って、みんな個人で観てるから、いわゆる100人で観るっていう(ライブ会場のような)集団催眠みたいな状況じゃなくて、家でこうやって観てるわけ(姿勢を崩してスマホを眺める仕草を作る古坂)。そんな時代にガンガンってやっても、いまいちおもしろくない」
そして、ピコ太郎を世に送り出し一世を風靡した楽曲「PPAP」が流行った理由についてこう分析した。
「きっとPPAPが流行ったのも、言い方変だけどやる気がないというか、みんなにウケようと思ってない。あんなヤツ(ピコ太郎)がいたって売れるわけないというか(笑)。曲全部1分、見た目思いっきり反社(反社会的勢力)みたいな感じ。…だから、流行ったんだと思うんだよね。なぜなら誰もやろうとも思わないから」
続編の1月23日に投稿された「【裏話】音楽業界のリアルを古坂大魔王がぶっちゃけ!【師匠】目からウロコ!」では配信やCDの将来について古坂が言及している。
井戸田のYouTubeチャンネル番組という意外な舞台で明かされた興味深い話の数々に、「ピコ太郎」で一世を風靡した古坂の「次の一手」にも興味津々になってくる。
(ユーチューブライター・所ひで)