合成された法律違反の薬物であるMDMA、LSDを所持したとして、薬物に関する取締法違反の罪に問われた沢尻エリカ被告の判決公判が2月6日、東京地裁で開かれ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決が言い渡された。
初公判で「女優への復帰は考えていません」と引退を示唆した沢尻被告は、〈社会的に測り知れないご迷惑をお掛けしてしまいましたことを心から深くお詫び申し上げます〉と直筆のコメントを発表。〈全力で更生に向けて努力することが自分のできる唯一の償いと考えております。社会人として、一人の女性として、今一度自分自身を見つめ直していきます〉と結んだ。
「所属事務所は有罪判決を受けても、契約解除をすることなく、今後も沢尻被告の社会復帰への支援を明言しています。ただ、本人は今のところ女優復帰をする考えはまったくないようですね。まずは心身ともに健全になるために生活を立て直すことが最優先」
と話すのは芸能ジャーナリストだ。
だが、「沢尻被告の復帰は水面下ではある程度、計画されています」としてさらに、こう続ける。
「今回の逮捕によってCMの違約金や大河ドラマの損害賠償金は5億円以上ともいわれていますが、これらはすべて所属事務所が立て替えるとみられます。所属事務所としては、まだまだ女優としての可能性、将来性に期待していますから、ゆくゆくは復帰をすすめていくでしょうね。その一つが海外での活動と言われています」
海外で活動しつつ、逆輸入するというのもありそうなプランだが、「もっと現実的な計画がある」というのは女性誌記者だ。
「今後は実兄と母親と一緒に生活していくことになりますが、親子3人で会員制のレストランをやりたいと考えているそうです。母親はかつて飲食店を経営していましたし、兄も都内で飲食店を経営しています。会員制にすれば、知らない人は来ないでしょうし、常連客もすぐつきますからね。親子3人で過ごす時間も長くなり、沢尻のメンタルも安定しますから」
逮捕前には「母親のためにも一軒家を建てて、孫の顔を見せてあげたい」と将来を語っていた沢尻被告。その夢をかなえるための1歩が注目される。
(宮本エミ)