久々に戦国時代へと舞台を戻し、視聴率が好調なNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。川口春奈とともにヒロインを演じる若き演技派・門脇麦の好演も、大きな話題を呼んでいる。その才能は、過去作の情欲シーンでも存分に発揮されていた。素朴なイメージをぶち壊す、ハードなベッドシーンの全てを一挙紹介!
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「今年、若手女優の中で特に注目されているのは、門脇麦(27)です。映画や舞台での演技が認められ、演技派の『カメレオン女優』として徐々に存在感を増していたのは事実ですが、現在出演中のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』のヒロイン役で、急激に注目度が上がっているのです」(テレビ関係者)
門脇の大河ドラマ出演は、「八重の桜」(13年)以来2回目。「麒麟がくる」では、医師の望月東庵(堺正章)に拾われ育てられた戦災孤児という、架空のオリジナルキャラクター・駒役に抜擢された。戦で混乱する世の中でも強くけなげに、そして明るく生き抜いていくヒロインとして、主人公・明智光秀(長谷川博己)と出会い、放送第1回から重要な役どころとして登場している。
昨年11月、沢尻エリカ(33)が法律違反の取締法違反の容疑で緊急逮捕されたことで、「麒麟がくる」の大きな売りであった帰蝶/濃姫(斎藤道三の娘で、織田信長の妻)役が、川口春奈(25)に急きょ変更されたことはご存じのとおり。
昨年6月から撮りためた10話分の沢尻出演シーン再撮のプレッシャーに加え、川口が時代劇、ましてや大河ドラマも初チャレンジということもあるためか、ここにきて門脇のWヒロインとしての比重がかなり大きくなっているのだ。
さらに門脇は、ある理由から今後、芸能界で注目される機会が増えていきそうなのだ。テレビ関係者は、次のように語った。
「門脇は演技派俳優が多く所属する芸能事務所に所属していますが、この事務所の看板俳優のひとりが東出昌大(32)。彼は若手女優の唐田えりか(22)との約3年にわたる不貞問題で連日、ワイドショーやネットで大バッシングを受けています。事務所としては、この窮地を乗り切るために新たなる稼ぎ頭、よりいっそう売り込みに力を入れる人材が必要となりました。そこで白羽の矢が立ったのが門脇なのです」
図らずも、スキャンダルの「後処理」を背負わされた形となったが、今後彼女の存在感は、ますます大きくなるに違いない。
ここで門脇の半生を駆け足で振り返ってみよう。92年にニューヨークで生まれた彼女は、5歳までアメリカで育ち、中学2年まではプロのバレリーナを目指して真剣に取り組んでいた。しかし、自身の才能に限界を感じ、バレリーナの夢を断念する。
高校時代は「目標もなく、抜け殻だった」とインタビューで語っているが、あおい(34)や蒼井優(34)の出演映画を見て刺激を受けると同時にシンパシーを感じ、「私も映画に出たい!」と女優を目指し奮起することに。
11年、学園ドラマ「美咲ナンバーワン!!」(日本テレビ系)でデビュー後はCMやドラマなどに地道に出演していたが、14年に公開された“成人向け”の映画「愛の渦」のヒロインが当たり役となった。門脇は初めて作品内で脱ぎ姿となり、文字体当たりで濡れ場を演じたことで一躍、注目されることになったのだ。