新型コロナウイルス感染による肺炎で志村けんさんが亡くなったと報じられた3月30日、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏もツイッターで志村さんの訃報を引用していたが、そのツイート内容に「責任転嫁ではないか」との批判が巻き起こっているという。
長谷川氏は同ツイートにて「日本で最初に流れてた『7割はほぼ無症状』『やや強めの風邪』って話はなんだったんだ?」と主張。どうやらマスコミの報道内容に対しての文句のようだが、その言説が典型的なマッチポンプだというのである。
「当の長谷川はたった2週間前の3月16日、ニューヨーク株式市場を暴落を伝える記事を引用しつつ、『煽ったメディアと知識人たちが巻き起こした「やや強めの風邪」の大災害』とツイートしていました。彼は株式市場の暴落原因がマスコミの過剰な新型コロナ報道にあると断じ、『これはメディア災害だ』と断定していたのです。このように自分自身が新型コロナを『やや強めの風邪』だと甘く見ていたのに、いざ志村さんが亡くなったらその言葉をメディアのせいにすり替えたのですから、もはや開いた口が広がりません」(週刊誌記者)
長谷川氏は、そんな自分の過去ツイートを完全に無視。それどころか最初に紹介したツイートに続けて、「こんなfake newsだらけ」「テレビもネットも絶対に規制が必要」と主張していたのである。
「長谷川氏はデマ情報や偏向報道には『罰則を設けるべきだ』と主張していますが、それならまず『みずからを罰す』べきなのでは?とも言いたくなりますよ。株式市場の暴落はメディアのせいではなく、新型コロナが原因なのは明らか。それを《メディア災害》とすり替えることこそ、まさにデマ情報のように聞こえますね」(前出・週刊誌記者)
いまだに「透析患者は死ね!」発言をまともに総括していない長谷川氏。今回の“責任転嫁”も彼らしい言動と言えるのかもしれない。
(金田麻有)