昨年9月の「透析患者を殺せ」発言が大きな批判を浴び、出演していた全番組を降板する事となった長谷川豊。
健康保険制度を問題視する意図から「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」とブログに記した長谷川だが、政治家転身を表明した今年2月の会見では「自分が書いたのだろうかと疑いたくなるような過激な言葉が並んでいた」と謝罪。「僕の100%の誤りだった」と反省の気持ちを表していた。
謝罪した事で批判は一旦終息し、政治家として期待する声も聞こえてくるなか、意外や“再炎上”の兆しを見せているという。
「長谷川さんが例の発言について『そんな事は言っていない』ともとれるようなことを主張し始めているんですよ」と語るのはフリージャーナリストだ。続けてこう言う。
「会見の数週間後に〈ネット上で「長谷川は透析患者を殺せと言った」などと大ウソを拡散してる人間たちがいます〉とツイッターに投稿したほか、6月3日には〈「透析患者」を「殺せ」とは何の話でしょうか?〉ともツイートしていて、SNS上では『言ってただろうが!』と批判が殺到していますね」
炎上騒動当時、MXテレビの「バラいろダンディ」で「『自堕落な生活やって人工透析やってる連中なんか全員殺せ』って言ったらすごい燃えたんですよ」とハッキリ語っていた長谷川氏。本人としては、真意は違うのにそう言われるのはウソだ、と言いたかったようなのだが、やはり「透析患者を殺せ」という意味にとれる発言をしてしまったことは動かせない。一連の行動は、さすがに「居直り」というほかないだろう。
(白川健一)