連日、テレビで報じられている新型コロナウイルス関連のニュース。4月5日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」も志村けんの死去、東京五輪延期といったコロナに関する話題で持ち切りだった。
中でもコロナの影響による所得減少者への支援策を巡り松本人志が発したコメントに波紋が広がっている。
松本が語ったのは「一定以上の収入を得ている人たちへの補償」について。
「水商売のホステスさんが仕事休んだからといってふだんのホステスさんがもらっている給料を、我々の税金では、おれはごめん、払いたくないわ」と心情を明かしたのだ。
この発言を受け、ネット上では賛否両論が入り乱れる事態になっているのだが─。
松本に対し「率直に『ホステスの現状を誤解している』と思いましたね」と不満を漏らすのは都内のスナックに勤める30代ホステスだ。続けてこう実情を打ち明ける。
「高級クラブのイメージから『ホステスは過剰に給料をもらっている』と思われているのでしょうが、私を含めて周囲では『生活ギリギリ』の状態で贅沢をせずに暮らしているホステスが大多数。日払いでやりくりしているシングルマザーもとても多い業界です。ホステスをひとくくりにして『税金を払いたくない』と言うのは職業差別ではないでしょうか」
こうした反論を、松本はどう受け止めるか。
(山倉卓)