こんにちは。鉄道好きレースクイーンでレールクイーンとして活動している小林未来です。今回おすすめするのは、開業から5周年を迎えた北陸新幹線で行ける観光列車「一万三千尺物語」。富山駅を起点にした観光列車で、あいの風とやま鉄道が運行しています。
富山湾の旬の魚を使ったお寿司がいただける「富山湾鮨コース」と、富山の食材をふんだんに用いた懐石料理の「懐石料理コース」があり、今回私は富山湾鮨コースに乗車しました。
車窓から雄大な立山連峰を見ながら、車内で職人さんが握ってくれるお寿司を食べるのは至福の瞬間。これまで味わったことがない美味と絶景です。
この景色と美食は富山の地形が生み出しました。富山県は標高3000メートル級の立山連峰と、深さ1000メートルの富山湾を擁しています。高低差はなんと4000メートル。この高低差によって富山湾は豊かな海になり、おいしい食材が取れるんです。4000メートルは一万三千尺。列車名は富山の標高差から来ているんですね。
もちろん窓からその一万三千尺の標高差を見ることができます。富山駅から泊駅に向かう道中、右を見れば立山連峰が連なり、左を見ればおだやかな富山湾。どちらか片方を楽しめる観光列車はありますが、両方となるとここだけではないでしょうか。
車両は国鉄413系を改造した専用車両。内装には富山県の「ひみ里山杉」を使い、ぬくもりのある空間になっています。もう1度、いや何度でも乗りたくなる観光列車なんです。
発売中の「アサ芸Secret Vol.63」では、この一万三千尺物語とのと鉄道が運行している「のと里山里海号」を紹介しています。どちらも日本海の海の幸と絶景が楽しめる観光列車。ぜひ皆さんも乗りに行ってみてください。
一万三千尺物語「富山湾鮨コース」(あいの風とやま鉄道)
【運行ルート】富山駅⇒泊駅(折返し)⇒富山駅
【運行日】土・日・祝日を中心に運行
【料金】通常プラン1万3000円 お土産付きプラン1万5000円