CMで脚光を浴び「正統派女優」として人気を誇る木村文乃。現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では主人公・明智光秀の正妻・熙子に扮し、「和風美人」ぶりを存分に発揮している。だが、ここまでの道のりは波瀾万丈だった。16歳で銀幕デビューを飾るも一時期休業状態に陥り、昨年は離婚も経験。バツイチ美女の意外な素顔に迫る。
女優の木村文乃(32)が視聴率ダウンに悩むNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に上昇気流を吹き込みそうな勢いだ。テレビ誌編集者が言う。
「初回の視聴率こそ19.1%(ビデオリサーチ調べ/関東)と好発進でしたが、徐々に下がり続けて第5話が13.2%。浮上のきっかけが見えませんでした」
ところが、のちに明智光秀の正室となる木村が演じる熙子が「本命ヒロイン」として初登場した第9話が15.0%、第10話は16.5%と上昇傾向に転じた。
「木村は3月15日に『おはようございます煕子です。いよいよ今夜より登場いたしますよー』と、桜色の着物姿の写真とともにツイッターを更新。戦国武将の姫らしい華麗ないでたちで、誰もがドラマを見たくなるような投稿でした」(テレビ誌編集者)
今作は歴史上の謎の一つ「本能寺の変」の経緯だけでなく、長谷川博己(43)扮するミステリアスな戦国武将・光秀を巡る美女3人にも注目が集まる。
「医者・望月東庵の助手・駒を演じる門脇麦(27)、織田信長の正室・帰蝶役は川口春奈(25)、そして木村の3人が光秀に思いを寄せるだけに、三者三様の艶気に満ちた女の戦いぶりが見ものです。中でも木村は、昨年8月のドラマ『サギデカ』でNHK初主演を飾ったばかり。『NHK好みの女優』と称されるだけに、視聴率アップにつながるセクシーな演技が期待されているのです」(テレビ誌編集者)
確かにドラマの出演歴を振り返ると、NHKへの貢献が目立つ。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も次のように評する。
「12年の『梅ちゃん先生』で全国区の人気を得ているし、16年3月にはNHK放送90年大河ファンタジー『精霊の守り人』にも出演。前者のヒロインは堀北真希(31)、後者は綾瀬はるか(35)でしたが、助演女優として存在感を示しました。NHKはまず、清楚でスキャンダルと無縁なタイプを好む。そして共演俳優からの評判がよく、かつ女性視聴者からの好感度も高いこと。さらに内に秘めた思いをシリアスに表現できる演技力を求めがちですね。20代の頃から落ち着いた雰囲気だった点も『NHK好み』と言えそうです」
木村のスキャンダルといえば、昨年12月に発覚した離婚劇ぐらいだ。
「16年11月に所属事務所が運営する俳優養成所の講師で、木村も演技指導を受けていた一般男性と結婚しました。しかし、お互い多忙ですれ違いの末、昨夏に離婚しています。それでも女優業へのダメージにはならなかった。昨年のCM本数を見ても大手の日清製粉グループや資生堂など8社。バツイチとなったあともCM美女として色香を放っています」(スポーツ紙記者)