カジサックことキングコング・梶原雄太をはじめ、オリエンタルラジオ・中田敦彦や雨上がり決死隊・宮迫博之ら、人気ユーチューバーを続々と輩出しているお笑い業界。
とりわけ今年に入ってからは、とんねるず・石橋貴明がYouTubeに参入しかつての存在感を取り戻すなど、YouTubeでの大物芸人の活躍が際立つ一年となった。
そんな芸人ユーチューバー全盛のなかで不遇続きなのがTKO・木下隆行だ。
テレビ関係者が語る。
「後輩芸人へのパワハラ疑惑がきっかけで所属事務所を去り、地上波への出演機会を失った木下は今年4月1日にYouTubeチャンネル『木下プロダクション』を開設。ユーチューバーとして再起を図っているのですが、とにかく悲惨な目にあっているんです」
木下を待ち受けていたのは“低評価の嵐”だった。
「パワハラ騒動でイメージが地に落ちていたことからネットユーザーが木下に反発し、一斉に低評価を押す行動に出ましたからね。コメント欄も荒らされ放題の状態です。彼が最初にアップした動画には、37万もの低評価がついているんですよ」(前出・テレビ関係者)
その後、あらゆる動画に低評価が押され続ける一方で、再生回数は平均3万回程度と伸び悩んでいる状況なのだ。
「YouTubeは低評価が多いと広告がつきにくくなる仕組みのため、木下にはほとんど収益が入っていないはず。成功している芸人ユーチューバーらとは雲泥の差ですよ」(ネットウオッチャー)
もっとも、「木下本人としては『むしろオイシイ』と思っているフシもあるのでは」とは前出のテレビ関係者だ。
「8月23日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)で木下の『低評価ぶり』が話題となるなど、テレビでもイジられ始めている。木下本人、いまは苦しくても長期的に見れば『いい話のネタができた』ぐらいに考えているのではないでしょうか」
報われる日が来ることを祈りたい。(山倉卓)