テレビ朝日の看板番組アナウンサーが新型コロナウイルスに感染し、局内は「富川パニック」に戦々恐々。そんな中、なんと別のアナウンサーにも新型コロナの疑いが浮上していたのだ。
「番組で繰り返し感染予防を呼びかけていた立場にもかかわらず、このような事態を招き、視聴者の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。申し訳ございません」
4月15日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、新型コロナウイルスに感染したメインキャスター・富川悠太アナ(43)の謝罪コメントが発表された。さらに同日の番組内で、チーフプロデューサーと番組スタッフの2人が新型コロナウイルスに感染したことも公表。クラスター(感染者集団)の可能性が高まり、4月17日から19日まで、東京・六本木の本社ビルを完全封鎖し、消毒作業が行われた。
「局内では、2月末から本格的にコロナ対策を実施。各所入り口、エレベーターホールには消毒液が設置され、4階の報道フロアに入室する際、以前はカードが必要だったが、今は換気のため、ドアを開けっ放しにしています。特に外部から入室するスタッフにはマスクの着用を義務づけるなど徹底していました」(テレ朝関係者)
それでも、新型コロナウイルスに対する危機意識は低かったという。テレ朝関係者が続ける。
「4月13日の放送で富川アナの代役の小木逸平アナ(45)が、『(出演者は)放送前の打ち合わせでも、一定の距離をとっていて』と説明しましたが、報道フロア内のスタッフは、ほとんどマスクをつけずに仕事していました。富川アナもチーフプロデューサーや出演者などとの打ち合わせで、マスクなしで顔を突き合わせていたことがあったんです」
富川アナの感染ルートも気になるところだが、局内ではそれ以前にも、別のアナの感染疑惑が出ていた。
「3月下旬頃、局員がそのアナを誘って複数人が集う食事会に行ったのですが、その後、参加メンバーの中に、濃厚接触者がいたことが判明したんです」(前出・テレ朝関係者)
慌てて病院に行き、PCR検査したところ、結果は局員ともども「陰性」だったことが確認されたという。
「それでも、この件は上層部の会議で問題視され、一部の局員には知られることになった。陰性だったとはいえ、感染防止に努めている最中の出来事に『合コンでも行っていたんじゃないか』と、上司から大目玉を食らったそうです」(前出・テレ朝関係者)
今後は報道機関として、お手本となる厳しい行動が求められている‥‥。