今や妹以上にテレビに引っ張りだこなのが広瀬アリス(25)。モデル出身ながら気取らないキャラクターが人気だが、それが裏目に出たこともあった。
怒りを隠さない広瀬の本性がかいま見えたのが、昨年8月4日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)にゲスト出演した際のことだった。
この日、ドラマ「探偵が早すぎる」(日テレ系)の番宣で共演者の滝藤賢一(43)と出演。この時、広瀬は、撮影の合間に「しつこく『金銭事情』を聞かれて困る」とクレームを入れたことを告発したのだ。
何度も滝藤から「ギャラいくら?」「いくら貯金してるの?」とストレートに聞かれたあげく、アリスは「あんまりしつこいのでもう、いいかげんにして!」と先輩俳優を相手にブチ切れてしまった、と語気を強めるのだった。だが、滝藤も、
「アリスは『小さい時から物欲がなくて貯金が趣味』というから、話の流れとして『いくら持っているの?』って聞くでしょ」
と、悪びれる様子もなく切り返したのだった。
広告代理店関係者によれば、
「滝藤は30歳を過ぎてもバイトを掛け持ちし、過酷な下積み時代を過ごしてきた苦労人。カネの話が大好きなことは業界でも有名で、アリスに限らず親しくなった共演者にまったく悪気なく『ギャラいくら?』と聞いて回るんです」
それ以上に気になるのが、広瀬の懐事情だ。広告代理店関係者が続ける。
「アリスがブチ切れてしまったのは、彼女なりに『カネの話をしたくない事情』があるから。『正直に伝えると、滝藤がドン引きしてしまうぐらい稼いでいるから』でしょう。実際のところ、広瀬アリス・すず姉妹の『荒稼ぎ伝説』は業界内に響き渡っていて、出演CM・ドラマ・映画からの推計では、アリスの昨年の年収は2億円オーバー。かつては一足早くブレイクした妹・すずのほうが大幅に稼いでいましたが、近年はアリスにCMオファーが相次ぎ、収入が拮抗しているんです。姉妹ともギャラは母親が管理しているそうですが、2人合わせてコンスタントに毎年5億円前後を稼いでいるのは間違いありません」
これこそ、滝藤には聞かせたくない「金銭事情」だったようだ。