5月27日、NHKは2021年度前期の朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインに、女優の清原果耶を起用することを発表した。
朝ドラ通算104作目は「現代」を舞台に、宮城県気仙沼で生まれ育ったヒロインが気象予報士を目指して奮闘する姿を描いていく。
清原といえば、思い出されるのは、記念すべきNHK朝ドラ100作目で広瀬すずが主演を務めた「なつぞら」だろう。
「広瀬演じる奥原なつと、終戦直後に生き別れた妹の千遥を演じました。事前にキャストを公表せず、誰が演じるのか注目を集める中、清原が登場すると、当時はまだ無名に近い存在でしたが、吸い込まれるような目力に、『あの女優はいったい誰?』と視聴者の間で話題になりました」(芸能記者)
それでも清原の出番は少なく、再登場したのは約2カ月後のこと。
「なつと数十年ぶりに再会した千遥は、30代になり子供を育てながら離婚問題に苦悩していました。難しい役どころでしたが、当時、清原は17歳にもかかわらず、年齢を感じさせない迫真の演技を見せ、評価が急上昇したのです」(前出・芸能記者)
この熱演で朝ドラファンから、「未来のヒロイン」候補として太鼓判を押された清原だが、シンデレラ・ストーリーの始まりも、実はNHK朝ドラだったという。
「女優デビュー作は、15年に放送された『あさが来た』。女中のふゆ役を演じていましたが、もともと別の役でオーディションを受けて落ちていました。それでもプロデューサーの目に留まり、数カ月後にオファーが届き、レギュラー出演が決まったのです」(前出・芸能記者)
朝ドラと何かと縁のある清原が、ヒロインとしてどんな成長を見せるのか。放送が待ち遠しいかぎりだ。